以前『ドッグフードだけより幸せになる?愛犬家こそ手作りごはんを作ってあげた方が良い「最大の理由」とは…』という記事を書いて、皆様に『手作りワンコごはん』をオススメいたしましたが…
実は親びんにとって上記の理由は後から知ったことで、以前飼っていたワンちゃん達にはカリカリやウェットフードなどのいわゆる『ドッグフード』を与えておりました。
ご飯を手作りしようなんて頭は1mmもなく、なんならそんな事をしている人を「なんで?」「すごいですね(苦笑)」と訝しがるくらいでした。
そんな親びんがなぜ?
テリーとリアンに『手作りワンコご飯』をあげるようになったのか?
それには『手作りワンコご飯』をトライするに至った本当の理由があるのです。
今回は、その理由を説明させていただきたいと思います。
この記事はこんな方におすすめです。
・現在ドッグフードを与えている方
・手作りワンコご飯に興味をお持ちの方
・愛犬が『パテラ』と診断された方
テリーくんに不測の事態が…
前述の通り、親びんが以前飼っていたワンちゃん達には、なんの疑問を抱くことなく最後まで『ドッグフード』を与えていました。
むしろ『ドッグフード』以外の選択肢があるなんて、想像すらしておりません。
しかし…
今では『犬の管理栄養士マスター』&『ホリスティックケア・カウンセラー』などの資格を取得し、実際にテリリアンへ『手作りワンコご飯』を与えるまでに変節した明確なキッカケがあります。
両脚の手術、計4回?
テリーくんをお迎えしたのが2018年10月のこと。
その年の暮れに定期検診を兼ねて、それまでお世話になっていた動物病院へ行きました。
すると…
「テリーくんですが、両脚『パテラ』になってます。」
「結構ひどいので、早急に手術したほうが…」
「手術の際はボルトで骨をとめるので、片足で2回」
「テリーくんの場合は両脚なので、計4回です」
と、矢継ぎ早に説明されたのです。
この時のテリーくんは生後6ヶ月で、体重も1kgちょっと…。
「そんな子に麻酔かけて4回の手術?それも早急にって…」と、パニックになったのを今でもハッキリ覚えてます。
すぐブリーダーさんに連絡し、ブリーダーさんが懇意にされている病院へセカンドオピニオンの相談しに行きました。
そこでは
「こんな小さい子にあり得ない」
「体重も軽いんだから、高いところから飛び降りない限り平気」
「まずはサプリ飲んで様子見ましょう」
「手術なんか要りません」
と、先生もかなりご立腹。
後々調べると『パテラ』の手術は簡単な部類に入るようで、安易に手術を勧めてお金を稼ごうという病院もあるそうです。
それでも4回もの手術を勧めるとは「よほど手術の腕に自信があるんですね…」と、セカンドオピニオンの先生も呆れておりました。
「安易に手術を勧めてくる病院には、もう2度と行かない」と心に決めたのは言うまでもありません。
ちなみにテリーくんの膝は完全に外れてしまっておりますが、現在元気に走り回っております。
老後歩行に支障がでてくるかもしれませんが…その時は手厚いケアをする所存。
親びんは『シニア犬介護コース』も修了しているので、安心してくれたまえテリーよ。
もちろん「『パテラ』と診断され手術をする必要がある場合もある」ということは重々理解しており、否定するものではありません。
その方がワンちゃんの人生(犬生?)にとって幸せになるのならその決断もしたでしょう。
が、テリーにおいてはその限りではなかったということは、改めてご理解いただければ幸いです。
腎臓の数値が…
というわけで、テリーくんは『パテラ』と末長くお付き合いしていくこととなったのです。
『パテラ』とは、簡単に説明すると膝のお皿が外れてしまうこと。
お皿が外れてしまっているので、膝の曲げ伸ばしの際に潤滑が悪くなり周囲の組織が炎症しやすくなるようです。
膝のお皿の潤滑が期待できなくなる分、筋肉でカバーすることが有用とされています。
実際、セカンドオピニオンをしてくださった先生も「軽い坂道を登る運動などはしてください」と教えてくださいました。
なので『パテラ』の子には、筋肉量を保持しつつ体重管理する必要が出てきます。
そこで親びんは「じゃあ高タンパク質を謳っているフードにして筋肉をつけよう」と考え、当時ネットで話題となっていたフードを買い与えることにしました。
これで一安心。
テリーくんや、ゆっくり運動していこうね…
と、思ったのも束の間。
テリーくん1歳の定期検診として血液検査をしたところ『腎臓』に関係する数値が許容範囲外を指していました。
「一難去ってまた一難」とは、まさにこのことです。
『腎臓』が悪化する原因を調べたところ、『腎臓』はタンパク質の影響を受ける臓器とのこと。
病院の先生に高タンパクフードに変えたことを話すと「それっぽいですね。それ止めて様子見ましょう」という結論に至りました。
またドッグフードを探す必要に迫られたのです。
いざ『手作りワンコご飯』の道へ
そこから親びんは、人に聞いたりネットで検索したり、本を読んだり…
『ドッグフード』について調べ始めたのは、言うまでもありません。
そこで分かったのは、一説には目の周りが赤っぽく染まる『涙やけ』や、体に悪影響となる糖化物質(AGE)の原因となりやすい…などなど、心配要素が続々出てくるではありませんか。
また、「市販のフードは油がコーティングされてるので、サッと洗い流すべし」とか「腎臓には水分。アサリのスープをかけて…」など、中々面倒くさい工程をふむ必要があるらしい…。
さらに、そんな面倒くさい工程を経て与えたとしても、体に害をなす要素が拭いきれないとなると…
「もう手作りしたほうが早くない?」と思い至るのに、さほど時間がかからなかったのは言うまでもありません。
そこから『手作りワンコご飯』の参考書を書い、実際に作り始め…
さらに技術&知識の向上を求め『犬の管理栄養士マスター』&『ホリスティックケア・カウンセラー』などの資格を取得するに至ったのです。
全ての『ドッグフードが悪』という訳ではありません。
当然、安心・安全を目指して作られている『ドッグフード』も数多く存在いたします。
飼い主の皆様方におかれましては、ぜひ『ドッグフード』の良し悪しを見極める時間を設けてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
『ドッグフードだけより幸せになる?愛犬家こそ手作りごはんを作ってあげた方が良い「最大の理由」とは…』という記事に書いたとおり、『手作りワンコご飯を与えると実に32ヶ月も長生きする…』と言う理由も大変魅力的ではありますが…
親びんが『手作りワンコご飯』を作り始めたきっかけは、もっと切実な理由があったのでした。
面倒くさがり屋の親びんですが、『ドッグフード』を与えるにもそれなりの手間がかかり、『手作りワンコご飯』を与えるメリットが多いとなれば、後者を選択するのに迷いはありません。
『ドッグフード』のメリットはたくさんありますが、デメリットもたくさんあることは頭の片隅に留めておいて欲しいです。
そしてこれを機に『手作りワンコご飯』にトライしてみませんか?
今後『手作りワンコご飯のHow to …』も書いていこうと思いますので、ご心配なく。
ちなみにYouTubeの方には数本『手作りワンコご飯』の動画を投稿しておりますので、一度遊びに来ていただけると嬉しいです。
と、宣伝したところで本日はここまで。
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