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「PYIA ペット薬膳管理士」や「JPMA ペットマッサージ・セラピスト」といった資格を各種持つ『ペット東洋医学スペシャリスト』こと親びんでございます。
テリーとリアンです
以前テリーくんが行った『無麻酔歯石取り』。あまり良い結果…というか、親びん的には悪い結果となり不信感が増している中、2023年末から日本国内でさまざまな動きがあったので、時系列に沿って説明していきます。
またわんこの歯石が溜まることの危険性や、わんこの歯磨きに良いグッズを入手したので…実際に使用したレビューなども書いていきますぞ!
本題に入る前に「歯石ケア」だけでは意味がない…とは言いませんが、十分ではないことははっきりさせておきましょう。
歯石が悪さをしているのもありますが、本当に悪さをしているのは歯周ポケットなどに潜む歯周病菌。
これを除去しない限り歯周病が進行し、歯が抜けたり歯茎に穴が空いたりすることで、身体全体に悪影響を及ぼすのです。
しかしこの記事では『無麻酔歯石取り』に関することを主題としたいため、主に「歯石ケア」という表現を使わせていただきますね。
- 『無麻酔歯石取り』の功罪
- わんこの口腔ケアの重要性
- 歯磨きグッズ『ぴたポイ』の実力 etc…
口腔ケアで寿命15%伸びる?
わんこの口腔ケアをしっかりすることで「わんこの寿命が15%伸び、それは約2年の差がある」という結果が出ている…と記載しているサイトが多くみられます。
ですが…親びんが個人的に一次資料を検索したところ、その研究結果を見つける事ができませんでした。ネット上にはないのかな…?
代わりに「一次診療動物病院で評価された愛犬の寿命に関連する危険因子」という研究結果(※1)を発見。
その中で「デンタルスケーリングの頻度と寿命の関係」という記載があり、スケーリングの回数が増加するにつれて寿命が伸びる要因の1つという結果が出ているようです。
※1 参考論文
Researchgate
Risk Factors Associated with Lifespan in Pet Dogs Evaluated in Primary Care Veterinary Hospitals.
(Silvan R. Urfer, DVM, Mansen Wang, PhD, MS, Mingyin Yang, BVMS, MS, Elizabeth M. Lund, DVM, MPH, PhD, Sandra L. Lefebvre, DVM, PhD)
麻酔に恐怖を抱く人は多い?
前述の研究のように、麻酔下での超音波デンタルスケーリングを行える場合は良いですが、何がしかの理由でそれができない場合は困ります。
何を隠そうテリーくんやリアンくんも…というよりも飼い主側が麻酔に対して懸念事項があるため、麻酔下でのスケーリングには及び腰。
世の中の飼い主さんも同じ考えの方が多いのか、巷ではたくさんのケア方法が溢れかえっていますが…その中の一つが『無麻酔歯石取り』と呼ばれるもの。
『無麻酔歯石取り』とは…その名の通り麻酔をしないで、スケーラーという先の尖った金属の爪楊枝みたいなものでカリカリと歯石を除去するというもの。
しかしその多くは動物病院ではなく、獣医師の資格を持たない“一般”の方々が施術されていらっしゃいます。
そんな『無麻酔歯石取り』の経験話を少し書いていきましょう。
歯石がつきやすいテリー
歯石がつきやすいつきにくいは個体差があると思いますが、テリーくんは比較的つきやすい方だと思います。
それにテリーくんはあまりオモチャをカミカミしないのも、歯石がつきやすい要因なのかな?リアンくんは一生懸命カミカミするので、とっても綺麗な歯をしているんですよ。
テリーくんがカミカミしていると、リアンくんが物欲しげに見てたりして…そうなるとテリーくんは譲ってしまう心優しき一面が垣間見えますね(笑)
とは言え、歯石が溜まると健康に悪影響があるのは前述のとおりなので何とかしたいところ。
そこで犬の口腔ケア専門の動物病院があるのを調べ、毎日のお手入れ方法とか定期的に歯を診てもらえればと思って行ったんだけど、テリーの診察を終えると矢継ぎ早に…
麻酔をして歯石取りしましょう
○月○日○時にどうでしょう
と話を進められました。
しかし前述のとおり、我が家では「麻酔」に対する恐怖は如何ともしがたいものなので、そこまでお願いするつもりは無いことを話し帰宅。
自宅でケアしようと歯ブラシやらガーゼやらで歯磨きをしていたものの、歯ブラシは嫌がって歯磨きどころじゃないし、ガーゼは表面がツルツルするだけで取れる気配なし…。
SNSで人気なドクター○デルなどの歯磨きペーストも使ってみましたが、これまた効果なし。
さてさて…このままではまずいので、どうしましょうかね?
2021年9月:『無麻酔歯石取り』にチャレンジ
そんな時いつも利用しているカフェで「無麻酔による歯石取り」を行うことを知り、モノは試しとすぐ予約を入れました。当日詳しい説明があり…
無理に施術はせず嫌がったらすぐ止めます。
ガラス越しで見学してもいいですよ。
しかしテリーは私たちが見ていないほうがおとなしくするのではと思い、1時間ほどリアンと散歩しながら待っていました。
1時間後戻ってみると…大量の歯石と残っていた乳歯があって、こんなに沢山あったのかとビックリするばかり!
歯茎は赤いままですが、これからの日頃の手入れで良くなると期待して美味しいランチを食べて帰ってきました。
テリーも馬肉をペロリ完食。これからお家で歯磨きゴシゴシ頑張ろうね!
同日:テリーに異変が…
安心したのも束の間。その日の夜、テリーの様子が変なんです。
首が一方向にしか曲がらず、そのうち体がくの字に曲がってちょっと痛そう(汗)
施術してくださった方に連絡して、今のテリーの様子を説明すると…
同じ体制をしていたので疲れたかな?
おとなしかったので少し時間長すぎたかな?
との返答。しかし病院へ行ったほうがいいのか、自然に治るのかについての明確な言葉はありませんでした…。
テリーは見ているうちに何だか痛さが増してきているようにも見えてきて、人一倍心配性な親びんたちは直視できなくなってきます。
困った時は、ブリーダーさんに相談!ブリーダーさんが言うには…
犬にとって仰向けの状態は不自然な体制。
それを50分続けたということで頸椎を痛めた可能性がありますね…
痛み止めを飲ませれば良くなるのでは?
若いから1~2日長くて3日で治るはず…
とアドバイスをいただき、ひとまずテリーくんには痛み止めを飲ませて、翌日朝一番で病院へ行くことにしました。
翌日:動物病院の先生の見解
翌日朝一番で病院へ。事情を説明してお薬もらってきました。
動物病院の先生も無麻酔治療には反対の様子。なぜなら国家資格ではなく民間の資格で、薬も出せず予後の治療もできない。
テリーのようになる子を何匹もみているようで「無責任」「やりっぱなし」というと語弊があるかもしれませんが…やはり専門の歯科医治療が良いのではと言ってました。
先生の言葉に耳を傾けて、今回綺麗にしていただいたこの状態を維持できるよう、これからは飼い主の責任。
毎日のお手入れを怠らず、テリーに二度とこんな辛い体験をさせないよう頑張らないといけません。
2023年1月:去勢手術と同時に抜歯
そんな事件から早1年半。毎日歯磨きをしていたものの…テリーくんの歯石は以前ほどではありませんが、少しずつ付着するように…。
そんなおり、テリーくんが5歳を迎える年かつ腎臓の数値も悪いため、先延ばししていた去勢手術の時期が近づいてきました。
去勢手術の是非に関してはまた別の記事にしようと思いますが、去勢手術すると同時に抜歯&スケーリングをしてもらい、テリーくんは美しい歯を取り戻したのです!
そして2024年7月現在。抜歯したことによりお手入れはしやすくなりましたが、また少しずつ歯石がつき始めてきてしまいました。
でも、最近お家で歯磨きするときの良いグッズを手に入れたので、後ほど紹介したいと思います。
『無麻酔歯石取り』の功罪
というわけで、我が家はテリーくんの『無麻酔歯石取り』の経験を経て、あまり良いイメージを持てなくなりました。
動物病院の先生が言っていたことが、的を得ているような気がします。
無免許で歯石を取ることはできますが、歯石を取る際には出血を伴うことが多いはずなのに、それに対して薬を出したりなどアフターケアが全くできないのはいかがなものでしょうか?
またテリーくんのように我慢強い子などは、無理な体制で長時間いることによる頸椎への負担もあるでしょうし、歯石取りの時間も苦痛以外の何物でもないでしょう。
親びんも歯医者さんで歯石取りをやったことがありますが、痛くて手をあげて中断してもらったことも数回あるくらいなので、意思を表示できないわんこはただ耐えるしかないのも、わんこのケアするものの責任を全うしてないように思えます。
そんな『無麻酔歯石取り』の功罪を、オフィシャルな機関はどういう見解を持っているのかまとめてみましょう。
2024年1月:農林水産省も危険視?
かねてより日本小動物歯科研究会やアメリカ獣医歯科学会では、『無麻酔歯石取り』には注意を払っていたようですが、いよいよ獣医法を管轄する農林水産省が「飼育動物の診療の業務は、獣医師でなければできません。」と明記しました。
『無麻酔歯石取り』を行う方は「安心・安全」を謳うでしょうが、実際に命に関わる事故は起こってます。
『無麻酔歯石取り』否定派の意見も増えていることもあり、今後はメスが入ることもあるかもしれませんね。
2024年6月:京都で獣医師方違反で書類送検
京都府のドッグカフェでスケーラーを用いた『無麻酔歯石取り』をしたとして、獣医師法違反の疑いで書類送検されました。
上記の通り1月に農林水産省が見解を表明してから半年、『無麻酔歯石取り』を獣医師法違反として書類送検したのは全国初のこと。
この前例ができた以上、無資格で『無麻酔歯石取り』を営んでいる業者の摘発が相次ぐことも予想されます。
お家での口腔ケアの強い味方
『無麻酔歯石取り』が獣医師法違反という見解が明確になった以上、今後『無麻酔歯石取り』という選択肢は無くなります。
まぁそれ以前に、我が家はテリーくんが被害を受けた経験から『無麻酔歯石取り』に関しては論外。
そうなるとまた麻酔下での口腔ケアをする必要に迫られますが、我が家ではそれは最終手段としたいので、なんとしても自宅で進行を遅くできるような手段を講じる必要があるんです。
そこで我が家で口腔ケアを頑張っているのですが、その時に使ってみて使い心地の良いグッズを紹介したいと思います!
歯磨きはブラシが良い?
テリーくんは、動物病院にてペンチでパチパチと歯石を取ってもらったり、それこそ『無麻酔歯石取り』で嫌な経験をしているからか、口を触られるのを嫌う時期もあったのです。
去勢手術とともに抜歯した後、ゆっくり時間をかけて口を触られることに慣れてもらう時、さまざまな歯ブラシを試したものの、歯ブラシはヘッドの大小に関わらず拒否反応が強く、まともに磨けないことが多かったです。
そこで薄いガーゼなどを指に巻いて歯磨きをしたところ、拒否することは少なくなり奥まで指を入れることができたものの…しっかりとこすり落とすことができず、付いてしまった歯石の表面をツルツルにするに留まってしまいました。
やっぱり磨くには細かいブラシが好ましいかもしれません。でも歯ブラシは嫌がる…どうしたら良いものかと思案していたら、良い商品を見つけました。
それは『ぴたポイ』という、表面に細かな毛がついているシート状のブラシで、指に貼り付けて使用することができる優れ物。
これなら歯ブラシを嫌うけど、口の中に指を入れることはできるテリーくんにも、効果的に磨けるブラシとなりました。
また…リアンくんは頬袋が小さいのか、テリーくんに比べ奥まで歯ブラシを入れることができなかったのですが、『ぴたポイ』であればリアンくんも奥までしっかり磨けます!
今ではシャコシャコといい音を立てて、しっかり磨くことが出来ているので、磨き終わった後のシートに汚れがついて茶色くなっているのも良い傾向。
これを使ってしっかり磨いていこうね?テリリアン。
使い捨てなので衛生的!
歯磨き練習中のワンちゃんの補助にお使いください♪
指先の感覚で、チカラを加減…
歯磨きペーストも重要
『ぴたポイ』を使えば口の奥までしっかり磨け、これからもっと慣れてくれれば細かな毛先で歯周ポケットまで掻き出すことも可能かもしれません。
しかし、歯磨きペーストと併用することができれば、より効果的なのも事実。でも…わんこは人間のように歯磨きの後にうがいして、歯磨きペーストを吐き出すことが出来ません。
もしあまり飲み込んではいけないような成分を使っていたら、心配で使うことが出来ないので、しっかり考えられた商品を選ぶ必要があるでしょう。
我が家が使っているのは、BYRON製の『オーラバイオペースト』という商品です。
安心の日本製なのはもちろん、合成保存料や防腐剤として配合されるアルコール(エタノール)やパラベン、フェノキシエタノールなどは不使用。
さらに…そのまま飲み込んでも安全な成分である乳酸菌由来のバクテリオシン「ナイシンA」(乳酸球菌培養エキス)や、卵殻由来のハイドロキシアパタイトを配合し歯垢をからめとり除去できるとのこと。
この『オーラバイオペースト』と『ぴたポイ』を併用して、しっかりとしかも安心・安全に歯磨きすることが出来ていますよ!
炎症を抑えることも考えるべし
これは歯磨きとは直接関係ないですが、口腔内の菌を減少させることも重要です。
それには食事の再考も重要ですが、歯磨きと一緒にケアできれば最高ですよね?
そこで歯磨きペースト『オーラバイオペースト』と併用しているのが…『歯にマヌカ』です。
成分中50%のマヌカハニーを配合。マヌカハニーは人間も喉が痛い時などに使うと思いますが、抗菌活性度が高く歯周病の予防や口臭の抑制にも効果的。
さらにハチミツには抗炎症作用もあるので、歯肉炎による歯茎の腫れや痛みを軽減すると言われています。
細菌、カビ、ウィルス、寄生虫、バクテリアなど、650種類以上の病原菌に対し、ある一定の効果がある事が証明されている「コロイダルシルバー」という銀も配合されているのもメリットの一つと言えるでしょう。
ハチミツなだけあって甘いので、テリーくんもリアンくんもペロペロ美味しそうに舐めてくれます。指でささっと奥まで塗ってあげると、より効果が高いと思います!
子犬子猫でも安心です♪
●ニュージーランド産 MGOマヌカハニー(マヌカヘルス社 最高抗菌レベル550+)を配合したペ…
自宅ケアと病院でのケアを併用
テリーくんの歯石がつきやすい問題に端を発した、口腔ケアの難しさ。
中でも『無麻酔歯石取り』という、これまでグレーゾーンだったが故の事故にもあってしまいました。
もちろん飼い主の不勉強…そして「麻酔が怖い」というエゴから陥った事故なので、テリーくんには本当に申し訳ないことをしたと自責の念でいっぱいです。
そんなことが2度と起こらない…これ以上犠牲になる子が現れないように、しっかりとした取り締まりを望むとともに、自宅での口腔ケアの重要性を実感しました。
この記事を読んでいる飼い主の皆さまも、ご自身の愛犬にあった口腔ケアを模索してくださいね。そしてこの記事が、皆さまの参考になれば嬉しい限りです!
また後日になりますが、自宅で口腔ケアするもう一つの武器…それは親びんの土俵である【ペット東洋医学】を用いたペット薬膳ごはん&マッサージの記事を書きますので、併せてご覧いただけたらこれ幸い。
みなさまのコメントお待ちしております!