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「PYIA ペット薬膳管理士」や「JPMA ペットマッサージ・セラピスト」といった資格を各種持つ『ペット東洋医学スペシャリスト』こと親びんでございます。
テリーとリアンです
わんこを初めペットと暮らす上で、さまざまな出費がかかってくるのは言わずもがな。特にペットの寿命が長くなっている昨今では『医療費』が高額になることもしばしば。
しかし、あらかじめどれくらいの費用がかかるかを「理解している or していない」では、いざという時の心持ちに大きな差が出ることでしょう。
今回はテリーくんとリアンくんと暮らす上でかかる費用や、数多くのデータをもとに…主に医療費について書いていきたいと思います。
そして、利用している方も多いであろう『クラウドファンディング』の是非も、親びんの視点からではありますが問いてみましょう!
ペットと暮らす…それは飼い主の責任ですよ。
- ペットと暮らす上でかかる費用
- 1年間のペットにかかる医療費
- クラウドファンディングの是非
- ペットと暮らすための「飼い主の覚悟」 etc…
飼い主の責任は可愛がるだけじゃない!
ペット保険大手のアニコム損害保険株式会社(以下、アニコム損保)さんが、契約者3,000名以上から得られた回答をもとに、毎年に病気の治療費やフード代、トリミング料などペットにかけた年間支出費用を調査しています。(注1)
詳しい内容は上記サイトを見て欲しいのですが、ペットにかけた年間支出費用は…
- 2019年
-
306,801円
- 2020年
-
338,561円
- 2021年
-
345,572円
- 2022年
-
357,353円
- 2023年
-
338,623円
大体平均して35万円前後かかっているようです。
そして、ここから本日の本題でもある『医療費』を抜き出してみましょう。
- 2019年
-
44,869円
- 2020年
-
60,430円
- 2021年
-
59,387円
- 2022年
-
67,367円
- 2023年
-
56,134円
こちらは結構幅がありますが大体6万円前後といったところでしょうか。
これからペットを買おうとされる方へ「ペットを飼うと言うことは、これだけのお金がかかるのよ」と現実を知っていただく一助となれば幸い。
安直な考えでペットを迎えることだけはやめてくださいね。あなたが迎えるのは『命そのもの』なのですから。
平穏に暮らしててもかかる医療費
ここからは現実を叩きつけるべく、テリーくんとリアンくんの『医療費』を計算したいと思います。
「毎年定期的にかかる費用」と「突発的にかかる費用」に分けてシェアしていきましょう。
毎年定期的にかかる費用
ワンちゃんを飼育する上で『狂犬病予防注射』『混合ワクチン』そして『フィラリア予防』は欠かせません。ドッグランなどで遊ばせる場合には、前者2種の接種証明書を提出する必要があることが多いです。
一個ずつ解説していきますが、「毎年定期的にかかる費用」をざっくり計算すると約7万円弱となりました!
狂犬病予防注射 3,650円 × 2
『狂犬病予防注射』は狂犬病予防法により年1回の接種が義務付けられています。『狂犬病』は人も動物も発症するとほぼ100%死亡する恐ろしい病気で、世界では狂犬病で年間におおよそ5万5千人の人が亡くなっているようです。
日本では昭和31年くらいを最後に発生がないので無理に摂取しなくても…と思うかもしれませんが、万が一不摂取を咎められた場合、ワンちゃんの捕獲・抑留、飼い主には20万円以下の罰金となることもあるので必ず摂取しましょうね。(注2)
また、無いことを願っていますが…散歩中に他のワンちゃんにご自身の愛犬が噛まれてしまった場合は、必ず相手の飼い主に『狂犬病予防注射』を摂取しているか聞きましょう。
もちろん日本で生まれ育った子は大丈夫ではあるのですが、万が一海外から来た子や渡航歴があるとも限りません。前述の通り、発症するとほぼ100%死亡する恐ろしい病気です。潜伏期間も一般に1~3ヶ月、長い場合には感染してから1~2年後に発症した事例もあるようなので、用心するに越したことはありません。
テリーくんとリアンくんは毎年春に注射を打ってもらっていますので…狂犬病予防注射代3,650円×2匹分=7,300円/年になります。
混合ワクチン 7,050円 × 2
『混合ワクチン』は『狂犬病』とは違い、法律で摂取が義務付けられていない任意接種のワクチンです。
じゃあ接種しなくていいか…と思うかもしれませんが、『犬ジステンパーウイルス』や『犬パルボウイルス』『犬伝染性肝炎』は重篤な事態になる感染症と知られており、予防接種が強く推奨されています。(注3)
また、現在は抗体検査を実施し「抗体があれば接種しない or なければ接種する」という方式が浸透してきたこともあり、時期になったら摂取不要なのか、摂取する場合どの種類のワクチンが必要なのかは、かかりつけの動物病院の獣医さんに相談して決めたほうが良いと思います。
次回は抗体検査してみようかな。
ちなみにテリリアンは、『バンガードプラス 5/CV(犬のジステンバー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルスII、犬パラインフルエンザウイルス、犬パルボウイルス、犬コロナウイルス)』と言う混合ワクチンを摂取しています。
というわけで、混合ワクチン代7,050円×2匹=14,100円/年。
フィラリア予防 2万2,500円 × 2
フィラリアとは、蚊が媒介して犬の肺動脈や心臓に寄生し、全身の血液循環や内臓にも深刻な障害を与える恐ろしい虫のことです。
この記事を書くために色々ネットや本などで画像を見ましたが…心臓に白い糸状の虫がびっしりといる様子は「おぞましい」の一言しか出ませんでした。一度見て実感することは重要かもしれませんよ。(注4)
その白い糸状の虫はフィラリアの成虫の姿で、その虫が心臓の中で死んでしまうと血管が詰まり最悪の場合には死に至ります。事前に感染が判明したとしても取り除く手術の際には、ワンちゃんに大きな負担がかかり、最悪の場合には死に至ります。
このようにフィラリアは確実な治療法がないため、しっかりと予防薬を飲んで感染しないことが重要!
しかし予防薬を投薬する前に、すでにフィラリアに寄生されていないか検査してもらいましょう。もし寄生されていたいることを知らずに投薬してしまうと、重度のアレルギー反応をおこし最悪の場合は死に至ります。
この短い文章の中で何度となく「最悪の場合は死に至ります」と書いたか…恐ろしい病気であることを改めて実感しますね。
テリリアンはフィラリアの他に、マダニやノミの駆除にも有効な『ネクスガードスペクトラ 11.3』と言うお薬を飲んでます。お薬ではありますが、どうやらちょっと美味しいようで、割とぱくっと食べてくれるので助かります。
そのフィラリア予防代は22,500円×2匹=45,000円/年。
飼い主の判断で必要な医療費
上記3つは、どのワンちゃんでも必須とも言える費用でしたが、それ以外にも飼い主さんの判断で必要になる費用もあります。
ここからはテリーくんとリアンくんが使った諸々の費用を算出していきますが、ざっくりと「飼い主の判断で必要な医療費」を計算したところ年間約17万円。でも去勢手術&抜歯は1回限りなので、それを差し引くと年間7万円ってところかな?
パテラのサプリ 約4.8万円/年
テリーくんは幼い時の検査により「パテラ」という診断を受け、それからというもの長いお付き合いをしています。
といっても何か特別なことをしているわけではなく、関節の保護を目的としたサプリメントを食べさせているくらい。
そのサプリメントに関してもイロイロありまして、飼い主としては反省するべきところがありますが…今では『リプロフレックス』というサプリメントに落ち着いています。
そのサプリメントが1個約4,000円。1瓶60粒入りで1日1粒なので2ヶ月持つ計算ですが…リアンくんにも予防的に食べさせているので、1瓶が1ヶ月ってことですな。
ということでパテラのサプリ代は4,000円×12ヶ月=48,000円。
去勢手術&抜歯 約9.8万円
必須ではありませんが、去勢手術をすることで男の子なら精巣腫瘍や前立腺肥大など…、女の子なら子宮蓄膿症や乳腺腫瘍など…、将来的に起こりうる疾患のリスクが軽減されます。
また、ドッグランやお散歩時などの過剰な興奮を抑えることにもつながります。
しかし、そもそも手術することの危険性や、ホルモンバランスの乱れによって太りやすくなるなど、手術することのデメリットも当然ながら存在します。
また、精巣の働きとして成長ホルモンの分泌という作用があります。あまりにも早い時期にとってしまうと、しっかりとした身体作りができないこともあるでしょう。
親びん個人的には「去勢手術しなくても良くない?」派ではあったのと同時に、テリーくんは手術時の麻酔が心配で手術を先延ばしにしていましたが、腎臓の疾患や年齢などメリットデメリットを天秤にかけ…5歳になる年に手術を決行しました。
また、テリーくんはおもちゃをカミカミすることがあまりなく、うまく乳歯が抜けず「二枚歯」になっている箇所がありました。
そうなるといくら歯磨きしても、歯周病の原因となるプラークなどが除去できず、大きな歯石がたくさん付着。
歯周病になるリスクは大きくケアしなければいけませんが、飼い主の無知により『無麻酔歯石とり』などでテリーくんを可哀想な目に合わせてしまいました。
やはり歯周病ケアをするには麻酔下による抜歯、並びに歯周ポケットの清掃などが肝心。
でもテリーくん…というか飼い主は、前述の通り麻酔に関しては恐怖心があったため、何度も麻酔をかけることには葛藤があり、前述の『去勢手術』と同時に抜歯もしてもらいました。
まぁ手術時間が長くなるので、1回に入れる麻酔の量も多くなるという危険性もありますので、一概にどちらが良いとは言えませんがね(汗)
同日に処置してもらったので金額が合算されてしまいましたが、去勢手術と抜歯および歯石除去は約9万8千円。
そのほかに事前の血液検査や術後の抜糸なども含めると、10万円は超えることは間違いありません。
定期検診 約1万2千円 × 2/年
病気を早期発見するには、定期的に動物病院で検診を受けることが肝要。
テリーくんとリアンくんは狂犬病の注射を受けるときに、合わせて血液検査をしています。このタイミングで、フィラリアに罹患していないかの血液検査をするから二度手間にならずに良いですぞ。
定期検診代として12,000円×2匹=24,000円/年です。
痛いのは1回で十分よ!
でも…この血液検査ってやつは、飼い主的に一喜一憂してドキドキする原因となります。
というのも、テリーくんは腎臓の数値が悪い時期がありました。それからごはんとかマッサージとかしながら毎年血液検査をして、その数値が上がったり下がったり…どうにも正常値に落ち着いてくれないのが悩みなんです。
皆さんもこういう悩みありませんか?
この血液検査の見方というか…見る時の心構えを最近学んだので、今度そんな記事を書いてみたいと思います!
結論的には…そんなに気にしなくてもいいみたい(笑)
突発的にかかる医療費
無病息災で過ごせたとしても年間にすると結構かかりますね。いかがでしょうか?ペットをお迎えする際にコレらのお金は想定していたでしょうか。
もちろんこの金額以外に、突発的にかかる医療費というものがかかります。
一例として、2023年夏に「ごはん命」のリアンくんが急にごはんを食べなくなり、計7回もの通院をした際の費用を紹介しましょう。
先に「胃腸炎になった時の医療費」を計算したところ約7万円弱でした(汗)
- 7/28 症状(下痢・嘔吐)発生
- 7/29 深夜に下痢が悪化…血便へ
- 7/30 親びん緊急帰宅
- 7/31 血液検査で炎症反応…
- 8/2 改善傾向が見られぬまま…
- 8/3 超音波検査を実施
- 8/11 結局原因は…不明
7/28 症状(下痢・嘔吐)発生
普段はお皿まで食べようとするほど『ごはん命』なリアンにも関わらず、朝ごはんを食べない上に、しばらくすると下痢をするようになり…嘔吐するようになり…。
「これはおかしいぞ」と急遽病院へ連れていき、プルプル震えるリアンをなだめつつ診察室へ。
テキパキと検温やお腹の様子を触診する先生に現在の症状を伝えたところ、前日食べた『梨』が疑わしいという診断になりました。
内服薬を処方していただき、しばらく様子を見ることに。
- 内服薬(整腸剤、下痢止め、制酸剤):2,780円
7/29 深夜に下痢が悪化…血便へ
内服薬を飲ませ、とりあえずは一安心…とはいきませんでした。食欲はあるだけにご飯を出せば完食するのですが、その度に下痢はますますひどくなり、午後3時ごろには便に血が混じるように!
動物病院へ電話し指示を仰ごうとするも、少し混み合っている時間だったようで折り返しの電話をいただくことになりました。
その間もリアンはフラフラと歩いたかと思えば、ドサっと横になりプルプル…。うんちはますます水に近くなり、血の量も多くなったように見えました。
折り返しの電話が来て「食欲があるのなら今まで通りご飯あげて大丈夫。何かあれば明日以降来院してください」とのこと。
普段より少し量を減らし晩御飯を食べさせ、食後は薬が効いてスヤスヤと寝ていたのですが…日付が変わったくらいから、またプルプルと震え血便をし…さらには食べたものを全て出すほどの嘔吐。
呼吸も苦しく見えたので、急遽横浜市の夜間救急動物病院『DVMsどうぶつ医療センター横浜』へ連れて行くことに。
そこでレントゲンと皮下補液をしてもらい、レントゲンを見る限りでは「胃や腸に問題はみられず食べ物が詰まったりもしていない」「現状は吐いたりうんちしたり出来ているので良いが、それらが出来なくなると腸閉塞などの心配が出るので要注意」と言われました。
安心して良いのか不安が増しただけなのかよく分かりませんでしたが…病院に来る前よりはリアンの様子が穏やかになっていたのだけが安心材料となりました。
- 夜間診察料:8,000円
- レントゲン:9,000円
- 皮下補液:1,500円
7/30 親びん緊急帰宅
この日は親びんは仕事のため不在。ばあばがつきっきりで看病してくれました。しかし、リアンの体調はよくならず…。午後4時過ぎにはお昼までに食べた物を全て吐き出し、相変わらず血便。
逐一ラインで報告が来るのですが、一人で見ているばあばは「1人で見てるってそんな冷静にはいられない」と気が気ではなく、不安に押しつぶされそうな状況まで追い詰められていた様子。
さすがにその状況のまま一晩過ごさせるのは良くないと思い、休憩時間をもらい一時帰宅。まだかかりつけ医の診察時間内だったので見てもらうことにしました。
結局は現状できることはなく、リアンの回復力に期待するしかありません。
- 再診料:800円
7/31 血液検査で炎症反応…
翌日も体調変わらずのリアン。寝ていても呼吸は荒く落ち着かない様子でウロウロ…。少し歩いては座りプルプル…の繰り返し。
お昼過ぎに再び動物病院へ通院することにしました。
さすがにここまで回復傾向が見られないのは不安なので、血液検査をしてみることに…。結果は白血球の数値が高く、炎症マーカーのCRPも高めの数値だったので「腸内の隔壁に炎症があるのではないか?」という診断に。
手作りワンコご飯より胃腸に優しい病院食をいただき、夜ご飯から切り替えることにしました。
- 再診料:800円
- 血液検査:8,000円
- シチュー缶×3缶:1,005円
8/2 改善傾向が見られぬまま…
8/1はこれまでよりも良い睡眠を取れる時間が長く、形の良いうんちも何度か見られるなど…少し回復傾向が見え始めました気がしましたが…それも日中まで。
寝る頃になるとお腹が痛むようで、腰を曲げて痛みに耐えている様子やピクピクと痙攣する姿が見られたので、日付変わって朝一番で動物病院へ連れていきました。
改めてレントゲンと触診で胃腸の様子を見ていただき、腸内に排泄物が詰まっている様子はない。血液検査をしてみても前回同様炎症している兆候があり、改善しているとは言えません。
再び皮下注射を打っていただき、翌日また通院することに。
- 再診料:800円
- 血液検査:6,500円
- 血液塗抹顕微鏡検査:600円
- レントゲン:2,500円
- 皮下注射(制吐剤、抗生剤):2,337円
8/3 超音波検査を実施
前日の皮下注射の効果か、落ち着いて寝ている時間がかなり多くなってきました。
ここまで長引くのも不思議…ということで、誤飲の可能性も考慮に入れ超音波検査を実施するも所見なし。
抗生剤の内服薬を飲ませる方向で様子を見て、1週間後に再度通院することになりました。
- 再診料:800円
- 超音波検査:2,500円
- 内服薬(抗生剤):1,800円
- チキン&野菜シチュー缶×12缶:4,020円
8/11 結局原因は…不明
8/3に通院した翌日翌々日あたりから、抗生剤の効果か目に見えて復調の兆しが(嬉)
徐々に散歩にも行けるようになり、形の良いうんちをするようになり、プルプルしたり腰を曲げて痛みに耐えることも無くなりました。
4~5日経過したあたりには、全回復とまではいかないまでも7割くらいは回復。テリーとワンプロする姿も見せてくれるように。
一応前回の通院から1週間後の8/11に再度通院。血液検査で炎症の数値が通常の値にまで回復したことをもって、リアンくん完全復活となりました!
- 再診料:800円
- 血液検査:4,500円
以上、約2週間にも及ぶリアンのゲーピー奮闘記。
結局なにがきっかけで胃腸炎になったのかは不明。食べ物から…とは考えにくく、何かストレスを受けることがあったのでは?と考えたところ、体調を崩す数日前に初めて足のつかないプールで水泳をしたので…ひょっとして?
とは言え、ゲーピーが治って何よりです。
この2週間で通院した回数は7回。気になるトータルの費用は税込67,967円。約7万円弱の出費となりました。
これはもちろんリアンの体調と、心配性な親びん一家だからこその出費であることは否めませんが、これに迫る出費は覚悟しておいた方が良いかもしれません。
その他:計り知れない出費
医療費とは直接関係ありませんが、そのほかにもたくさんの出費が待ち構えています!
以下は一例になりますが、書いていきましょう。
光熱費 16,505円
例えば…昨今の夏場の暑さにはペットも死活問題。人間よりも暑さの影響を受けやすいペットであれば、エアコンなどの空調を使うタイミングが早まります。
というよりも…四六時中つけっぱなしになる期間が、3~4ヶ月くらいあると思った方が良いかもしれません。
そして束の間の涼しさを経て、今度は寒さを耐えしのぶストーブやホットカーペットなどの機器を使うことになります。
人間だけなら耐えられる気温でも、ペットと暮らすと電気代や灯油代などがかかることは間違いありません!
冒頭のアニコム損保さん調べだと、「飼養にともなう光熱費の追加分」が年間約1万5千円前後(2023年度)かかるそうです。
フードやおやつ代 64,294円
ペットも人間も…食べていかねば生きていけません!
アニコム損保さん調べだと、「フードやおやつ代」は年間6万5千円前後(2023年度)の出費がかかります。
もちろん年齢や疾患により必要なフードが変わってくるので、その分お値段も変わってくることでしょう。
『ペット東洋医学スペシャリスト』としての立場からだと、より良い健康・生活のためにはフードを買うより作ることをおすすめしたいところですが、そっちの方が高くつくことも予想されるので一長一短ですね(汗)
でもでも…ペット薬膳をもとにした手作りごはんだと、食材の質・鮮度が段違い。それに特定の疾患はもちろん、体質などを考慮しトータルのバランスで調整できることが大きなメリットとなりますので、やはり親びんとしては「手作りごはん」をおすすめします!
散歩用などのグッズ 6,245円
プチプラで質の良い製品も多く揃っている昨今、お散歩グッズはこだわる必要はないのでは?と思われるかもしれません。
でも…可愛いさアップはもちろん、散歩中に起こる不慮の事故を防ぐためには機能性・安全性を考慮したグッズを選んで欲しいところ。
また、身体に合わないグッズを使うと思わぬ疾患を生じることが考えられます。
それらを考慮すると、お金をかけるべきポイントとも言えるでしょう!
アニコム損保さん調べでも、「首輪・リード」の費用が年間6千円以上の費用がかかっていることからも、その片鱗はうかがえますね。
もちろん「首輪・リード」以外にも、うんち袋やおしっこを流す水、場合によっては水筒やお散歩用おやつも必要でしょう。
また…お散歩グッズ以外にも、おもちゃやベッドなどのグッズも買い揃えたくなっちゃうかもしれません。というより、経験的にその辺の金銭感覚はわからなくなってくるので、気と財布の紐を引き締めないと無尽蔵に使いかねません(笑)
洋服 12,590円
ペットに洋服?という議論はSNSなどで絶えず散見されますが、私たちとしては「あったほうが良い」とあえて言わせていただきます。
人間も薄いものを羽織った方が涼しく感じられたりするように、ワンコも1枚着せた方が直射日光から被毛を守ったり涼しく感じると言われています。
さらに昨今では接触冷感素材であったり、虫除け生地であったりと多機能の洋服も増えていることも、わんこに洋服を着せた方が良い理由の1つとなるでしょう。
また、歳を重ねていくと肌も弱くなりますし、寝たきりなどになると余計肌を守る必要に迫られます。
アニコム損保さん調べでも、「洋服」の費用は年間12,950円かかっていることがわかりました。
私たちが運営するオリジナルわんこ服『Ba-Ba』では、最近闘病中であったり年老いた子にも着せやすいような形の服も製作しました!
寝たきりならではの悩みを解決したい…いつまでも可愛くいてほしい…、そんな観点からもペットに洋服を着せる方も増えているのではないでしょうか?
昨今のクラファンの是非
可愛いから…情操教育のため…保護したから…などなど、一緒に暮らす理由はさまざまありますが、ここまで書いた通り「わんこと暮らすことは、とてもお金のかかること」と言えるでしょう。
そんな中、昨今ではクラウドファンディング(=「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」こと。以下、クラファン)を利用する方も多いようです。
そんな「クラファンの是非」については、SNSをはじめさまざまなところで議論が行われていますが、親びん的には現状距離を置いている…というのが正直なところかな。
まぁ、病気が発覚したからといって安易に保健所に持ち込むなど手放す人間も数多くいる世の中では、まだクラファンを利用して治療しようとするだけ救いがある…と言ったらあまりにも厳しいでしょうか?
強い味方クラウドファンディング
『READY FOR』というクラファンサイトで「ペット 医療費」と検索したところ、545件ヒット。(2024年8月7日時点)
中には「戦果に苦しむペットへの支援」や「殺処分されるペットのサポーター募集」など“社会問題”に取り組むためのクラファンも数多く見られましたが、「骨折の治療費」や「人工股関節の手術費」など“個人的な問題”で募集しているケースもあります。
後者の“個人的な問題”のケースでも、結構な成立率と同時に結構な高額の支援が寄せられていることに驚きました。
この結果を見ると、やはりペットのことを大事に思っている飼い主が多く、またそんなペットを救いたいと思う方々も多いが見て取れます。
その気持ちが双方にあるのであれば、クラファンを利用して困難な…高額な手術を前にしても命を救える可能性が出てくるのは、我々飼い主にとって嬉しいことでしょう!
ペットの寿命が伸びている昨今、ますますクラファンを利用した支援の輪は広がるのではないでしょうか?
親びんとしては最終手段にしたい
そんなクラファンを利用した医療費の支援ですが、最初に書いた通り親びんとしては距離を置き静観しているのが現状です。
その理由を書いてみたいと思います。
詐欺などの事件も多い
世の中にある“便利”な機能・システムがあれば、それにつけこむ悪い輩が現れるのもまた現実。
2022年には“日本初の動物専門”をうたうクラウドファンディングサイトが、支援金を利用者へ渡すことなくサイトの運営を停止。その後何ヶ月も連絡が取れなくなる事態が発生したようです。
2021年には奈良県で、死んだ愛犬が生きているように装い治療費として184万円以上を集めた事件が発生し、その飼い主は逮捕されました。
クラウドファンディングサイトの利用だけでなく、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSを通じて寄付金を募るケースも増えているそうです。
確かなサイトであれば利用規約などもしっかり制定されているので、よほどおかしな事件などは少ないかと思いますが、SNSなどはさらにハードルが下がるので詐欺被害などは増えることと思います。
支援を募る方もする方も、しっかりと見極めてから支援するようにしてくださいね!
やるべきことはやっているか?
親びんがクラファンに対して距離を置く、最大の理由がコレ。
親びんなんかはテリリアンのために働いているといっても過言ではなく、「テリリアンの幸せ=自分の幸せ」なんて真顔で言えちゃいますが、それでも日々の出費に背中に冷や汗流すこともしばしば。
「いざという時に素早く決断ができるように…健康に長生きしてもらうためには惜しまないで出資できるよう、自分に使うお金を貯めておくことの方にメリットを感じるようになった…」と過去の記事で書きました。
それは、テリリアンと暮らして早6年が経とうとする今、これから年老いていく彼らを前にすれば、より強く思うのは必然と言えます。
しかしすぐさま支払える額には限度があるのも事実。難しい手術であれば3桁万円なんてのもザラ。
その時になってみないとわかりませんが、私のことです…車や何から手放し、なんとかお金をかき集め費用を捻出することでしょう。
全ての飼い主にそれを望むのはお門違い・無粋であることは重々承知ではありますし、現在クラファンを利用している方の中に同じ気持ちで、その上で致し方なく利用している方もいることも理解しています。
しかし、ペットを迎える前にある程度の心構えや覚悟を持って、ご家族と十分な話し合いを迎えた上で、自ら資金の準備をすることは「飼い主の責任」と語気を強めておきたいところです。
葬儀費用はどうだろね…
この記事を書くにあたり、いろいろとクラファンについて調べていたところ…「ペット葬儀費用を捻出」するためにクラファンを利用する方もいるとの噂を目にしました。
さすがに葬儀費用は話が違うような気がします。
医療費に関しては1回の手術費は高額になりますし、ちょっと語弊があるかもしれませんが…生きている限り治療している限り続くので、どこまで費用が嵩むのかはわからないのは恐怖を感じることでしょう。
でも葬儀費用はそれ1回ですし、こだわらなければ数千円~数万円ほどで執り行えると思います。
しっかりと葬儀費用は自分たちで捻出して、最後までペットのことを想いながら手厚く葬って欲しいものです。
お金で苦労はかけたくないから…
ペットと暮らす上で発生する費用、特に医療費が高額になることは間違いありません。
親びんとしては…ペットをお迎えする前にしっかりと費用面を見つめ、覚悟を持ってお迎えしてほしいと願っています。
その上で、どうしても致し方ない場合はクラファンに助けを求めることも手としてはありますが、その前にペット保険など医療費の補助となるサービスもありますので、できるだけ有効活用しましょう。
もちろん保険適用外の病気などのリスクもありますし、そもそも高額の医療費になることもあるので、しっかりとペット用の貯蓄をすることも大事です!
以前親びんは…
「テリリアンをはじめ物言えぬ動物を飼育する以上、動物病院へ行くことが必然的に多くなります。」
「狂犬病などのワクチンや定期検診、突発的な通院や老後のケアなどお世話になることは意外に多く、その時にお金のために渋ることはしたくない…と願うのは親びんだけではないはず。」
「テリリアンが、健康に長生きしてもらうためには惜しまないで出資できるよう、自分に使うお金を貯めておくことの方にメリットを感じるようになったからです!」
と書きました。
今回の出費額をご覧になれば、あながち言い過ぎではないと思っていただけましたでしょうか。もちろん『無病息災』でいてもらうことを願っておりますが、いつなんとき病院に行くことになっても大丈夫だからねテリリアン。
みなさまのコメントお待ちしております!