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「PYIA ペット薬膳管理士」や「JPMA ペットマッサージ・セラピスト」「CACIO 動物経絡温灸取扱者」といったペット東洋医学の資格を各種持つ親びんでございます。
テリーとリアンです
今回の記事はなかなかヘビーな内容になりますが、ワンコ…特に小型犬を飼育している方には注意してほしいことになりますので、参考になれば幸いです。
それにしても、動物病院によって診断が違うことは経験上理解していましたが、ここまで違うと何を信用して良いやら…結局は飼い主の決断なのでしょうが、ほんと悩みますよね。
- 靱帯の断裂や損傷について
- 病院による診断の違い
- 関節保護サプリについて などなど…
飼い主の決断にも知識が必要
ことの発端は、テリーくんがお散歩中にウンチョあと、左後脚が地面につかなくなりました。
テリーくんは元々『パテラ(膝蓋骨脱臼)』持ちだったので、それが原因かな?と思ったのですが、家に帰ってもピョコピョコ歩くテリーくん。
流石に様子がおかしいので病院へ連れて行くことにしたのですが…。
かかりつけ医に相談するも…
テリーくんの破行(ピョコピョコ歩くなどの異常歩行)が出たのが10月12日の木曜日。
運が悪いことに、いつものかかりつけ医(病院A)さんが午前診療しかなく、タイミング的にギリギリ間に合わない時間だったので電話してみたのですが…やはり診察はできず
明日まで様子見してください
とのこと。翌日朝一番で病院へ行き触診とレントゲンで診察を受けたところ、やはり左後脚『靱帯断裂』が疑われました。
『靱帯断裂』だとすると第一に考えるのが「手術」です。病院でも「手術」の説明を受けました。方法は何種類かあるようですが、予後を考えると骨を切開して角度をつけて固定する最新の術式が良いとのこと。
ですが…親びんたちはテリーくんのことで頭がいっぱいだったし、矢継ぎ早に手術の説明を受けたので、正直言って頭が真っ白。手術の日を予約し、ひとまずお家へ帰ることにしました。
冷静になって考えると…
お家へ帰って一息ついて、ようやく冷静に考えることができたのですが、よくよく先生の話を思い出すと不安が増すばかり。
例えば…
- 靱帯が断裂か損傷しているかは、切り開いてみないと分からない
- 1週間の入院が必要で、筋力が落ちることが考えられる
- 手術した足をかばって、他の足に負担がかかり靱帯が切れる可能性がある
- 手術を受けても再発する可能性がある などなど…
こう考えると手術自体に不安もあるし、手術したからといって安心にはならない…と言うより、より不安が増すことがわかりました。
さらに不安要素として、テリーくんは年初に去勢手術をしています。
帰宅後、今すぐ手術することに疑問を抱くようになりセカンドオピニオン的にブリーダーさんに相談。
ブリーダーさん的にも疑問が拭えないようで、以前『パテラ』の時にも診てもらったブリーダーさん紹介の整形に強い病院(病院B)に診てもらうことにしました。
病院によってこんなにも違うとは…
ドキドキで病院に着いて、先生に事情を説明。先生は開口一番…
手術なんかいらないよ!お金持ちで余裕あればやれば良いの
あまりにもあっけらかんと言うもんだから、親びんもばあばも笑っちゃいましたね。でも、レントゲン写真と実際に歩いている姿を見た先生が言うには…
- 靭帯に何かしら違和感がある
- 断裂か損傷かは開いてみないとわからない
と、向こうの先生の診断と概ね同意見。でも、手術自体のリスクと術後のリスクを天秤にかけたら割に合わないという、親びんたちが感じた感覚も正しい。だから「お金に余裕があるなら手術したら良いよ」ってことのようでした。
正直
先生がそんなこと言って良いんかいな(笑)
と思いましたが、話には続きがあって…
先生は靭帯損傷の子も断裂の子も、重度のパテラの子もたくさん診てきた結果、「手術が必要な子はあまりいない」「体重がその子に合ってればその内歩けるようになる」という症例を多くみてきたらしい。
自己治癒能力などで関節包や軟骨が整えば膝のグラつきも治り、多少歩行時の違和感などは残るかも知れないが生活自体に問題ないレベルまではいくことが多いとのこと。
だから手術して下手なリスクを背負うより、関節の保護を促すサプリ『リプロフレックス(下記リンクは「公式サイト」)』と体重管理、そして適度な運動で筋力維持をしっかりすれば平気!と案内するんだそう。
そんな話を聞いている時間でテリーくんも落ち着いてきたのか、病院内の床を少しずつ歩けるようになってきており、ばあばとブリーダーさんと
手術しなくて様子見しよう!
と、ひとまず痛み止めを1日おきに、おすすめされたサプリを毎日飲んで様子見するという結論に達したのです。
飼い主の決断に求められること
あれから2週間経った10月31日。再び通院し様子を見てもらったところ
このままで良し!
とお墨付きをいただくことができました。
まぁテリーくんの様子を見れば明らかなんですけどね(笑)だって…寝起きの数歩はふらつくことはありますが、しっかりと4本足で歩くことができています!
それもピョンピョンするでも、つま先だけ地に着けるでもなく…力強く踏みしめていることもしばしば。最近では調子に乗ってリアンをワンプロに誘うほどなので、それはそれで心配するくらいの回復ぶり。
本来であれば、10月31日は手術を受け1週間の入院を経て退院する予定の日でした。もちろんギプスをはめ、運動やお散歩も制限されていることでしょう。
そうなれば手術した足の筋肉や機能面の低下は避けられず、下手すれば他の足も衰えてしまうことも考えられます。ケガする前のような行動ができる日はいつになるのか?いや…想像したくもありませんが、そうならないことも考えられたかもしれません。
もちろん手術を勧めてくれた先生が、診断ミスしたとは考えられません。テリーくんは年齢も若く回復も見込め、手術して治るのなら勧めるのも当然と言えるでしょう。
でも…正直現在のテリーくんの様子を見てしまうと「手術しなくて良かった」という感想しか出てきません。
ブレない心を持ちたいものですが…
どちらの先生の話も間違っていないとしたら、選択するのは飼い主の責任。
ワンコも人間も後悔のない選択をしなければなりませんが…先生によってこうも結果が違うのは、何を根拠に選択すれば良いか迷うばかりですよね。
突然の出来事に右往左往することは目に見えていますが、先生の話をよく聞いて病気や怪我に対して勉強をして、周りに相談できる環境を整えるのが最善なのかもしれないと、今回の出来事を通じて実感した次第。
もちろん親びんもこの経験をブログなどSNSを通じてシェアしたり、リアルで知り合った人から相談されればアドバイスできるように、色々勉強して備えていきたいと思います!
追伸「飼い主の反省点」
今回のテリーくんの歩き方が不自然になったのは、飼い主の判断ミスがあったかもしれないのです。
それは…『パテラ』の診断を受けた際にオススメされたサプリA(『リプロフレックス』今飲ませているものと同一のもの)をずっと飲ませていたのですが、ある日『靱帯断裂』と診断された病院から
しばらく前から品薄状態が続いていて…別のサプリBではどうでしょうか?
と案内され、数年前からサプリBに切り替えてしまっていたのです。
今回手術を見送ったものの、結果的にテリーくんは歩けるようになりました。特段何をしたわけでもありませんが、唯一したことといえばサプリAに戻したことくらい。
もしサプリBがテリーくんの足に物足りず、関節が衰えてしまった結果の歩様不良だとしたら…本当に申し訳ないことをしたとしか言えません。
手術やお薬以外にも、このようなことも考えられますので…ますます飼い主の勉強が必要ですね(汗)
追伸の追伸「疑惑の目」
あれだけ病院Aから「品薄なんです」と言われていたサプリAですが…「手術不要」と診断した病院Bでは普通に手に入るのは何故なんです?ばあばと
病院と製薬会社の癒着だな!
なんて邪推していますが…果たして??
みなさまのコメントお待ちしております!