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「PYIA ペット薬膳管理士」や「JPMA ペットマッサージ・セラピスト」といった資格を各種持つ『ペット東洋医学スペシャリスト』こと親びんでございます。
テリーとリアンです
季節の変わり目の9月には、ねばねば野菜の夏野菜『オクラ』の効果をお伝えしました。今月は王様の野菜『モロヘイヤ』をご紹介したいと思います。
またねばねば野菜ですね(笑)そして、旬の時期も微妙に過ぎているという謎チョイス(一番多く出回るのは6月~9月頃)
それでも紹介したいのは、「王様の野菜」と呼ばれるだけあって栄養満点!人間はもちろんワンちゃんにも食べて欲しい食材の1つだからです。
『モロヘイヤ』を食べることで期待できる効果や、食べるときの注意点などまとめましたので、ご参考になれば幸いです。
この記事でわかること
- モロヘイヤのこと
- わんこごはんのトッピング etc…
野菜の王様『モロヘイヤ』とは…
日本国内における『モロヘイヤ』の主な生産地をご存知でしょうか?
2018年の主な生産地TOP3は群馬県(約28%)、沖縄県(約13%)、神奈川県(約5%)…となっておりました。(注1:野菜情報サイト『野菜ナビ』さんより)
そう。テリリアンが住んでいる神奈川県がTOP3に入っているではないですか(笑)あまりそのイメージがなかったので意外でした。ちなみに平塚市や秦野市、藤沢市、伊勢原市で多いそうです。
来年はこの辺のJAに行ってみようかな。
王様の難病も治す奇跡の野菜?
『モロヘイヤ』の歴史は古く、古代エジプトで食されていたほど。
さらに「王様の野菜」と称されるのには訳があって、10世紀から12世紀頃まで北アフリカ一帯を支配したイスラム王朝の王様が、ある日難病にかかってしまったものの、医師の処方でモロヘイヤをスープにして食べ続けたところ、全快したという逸話が残されているから。
それほど『栄養満点』な野菜で、フィリピンでは『モロヘイヤ』を食べると長生きできると言われているそうです。栄養が野菜の中でも最上級に優れているので、王様だけが食べられる「王様の野菜」から転じて「野菜の王様」と呼ばれるほど。
そんな野菜の王様『モロヘイヤ』だからこそ、人間だけではなくワンちゃんにも与えたい食材となります。
栄養満点でバランスも良い!
「長生きできる」「難病が治った」と言われるほど栄養満点な、野菜の王様『モロヘイヤ』。
野菜の中でもカルシウムが豊富で、なんとイワシの約3.5倍!骨を作るためには欠かせない栄養素です。以前、腎臓ケアの話題の際に『リンとカルシウムのバランスが大事』と書きましたが、腎臓が少し悪いテリーにとっては嬉しい栄養素。
また免疫機能に有用なβカロテンが豊富な緑黄色野菜。βカロテンの代表格として真っ先に思い浮かぶ野菜といえば人参ですが、その人参のβカロテンよりも豊富な含有量を有しているのが『モロヘイヤ』。(人参: 6900μg、モロヘイヤ:10000μg…共に100g中)
さらに、ねばねば野菜の『モロヘイヤ』は前回の『オクラ』と同様、タンパク質の消化吸収や胃粘膜の保護に作用し、整腸作用にも期待大。優れた保湿力を持っているので、水分を角膜に密着させ蒸発を防ぎ、目の潤いを保つ効果が期待できます。
植物性の食材が持つ栄養素のほとんどを有している『モロヘイヤ』。食べる時には色々な栄養素をバランス良く摂る方が吸収率も良くなり、期待できる働きにも相乗効果が得られることを考えると『モロヘイヤ』はまさしく「野菜の王様」と言えるでしょう。
中でも特筆すべきは…
そんな『モロヘイヤ』ですが、食物繊維の含有量が多いのも特徴です。
食物繊維には水に溶けやすい「水溶性」と溶けにくい「不溶性」がありますが、『モロヘイヤ』に多く含まれている食物繊維は「不溶性」になります。(水溶性:1.3g、不溶性:4.6g…共に100g中)
そんな「不溶性」食物繊維は、水分を吸収してふくらむので便のカサを増やして腸の働きを刺激。さらに、乳酸菌やビフィズス菌といった体によい作用をもたらす善玉菌のエサとなり、菌を増やしておなかの調子を整えますことが期待できます。
また血糖値の上昇を抑えたり、血液中のコレステロール濃度を下げる働きもあるため、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病予防の効果があるとされています。
リンの少ない食材を調べた際に「脂肪分が高いお肉の方が『リン』が少ない傾向にある」ことが判明しているので、テリーにとっては食物繊維も大事な栄養素と言えるでしょう。
『モロヘイヤ』の東洋医学的効能
- 五性
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涼性:身体の熱を微量に取り去る。
- 五味
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甘味:甘味を感じる。長雨の時期に食べると『脾』『胃』消化器系をケアできます。
- 帰経
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肝、脾、胃
- 効能
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- 活血、生津、消食、解暑
- 暑さによる食欲不振、生活習慣病
- 瘀血、実熱
ワンちゃんにあげるには…
こんな栄養満点の『モロヘイヤ』だからこそ、人間だけでなくワンちゃんにも食べさせたいですよね。
ワンちゃんに与える時には、いくつかの注意点があります。せっかくの栄養価が高い『モロヘイヤ』安心して食べてもらいましょう。
必ず火を通すべし!
『モロヘイヤ』にはシュウ酸を多く含むので、過剰に体内へ入ってしまうとカルシウムと結合しシュウ酸カルシウム結石を作ってしまい、尿管結石と言う病気のリスクが高くなってしまいます。
シュウ酸カルシウム結石は腎臓で作られ、徐々に尿管や膀胱へと流れ出してきます。腎臓に不安を持つテリーにとっては大敵とも言えますね。
そのシュウ酸は水に溶け出しやすいので、必ず1分ほど茹でるようにしましょう。あまり長い時間茹でてしまうと、有意な栄養素も溶け出してしまうので短めに。
もちろん茹で汁は使わないでくださいね。
必ず細かく刻むべし!
『モロヘイヤ』は前述の通り食物繊維の多い食材です。特に茎の部分は固いので、ワンちゃんには葉の部分だけ与え、固い部分は人間が食べましょう(笑)
ワンちゃんは人間ほど消化機能が強いわけではありませんので、せっかく整腸作用を期待して食べる食材が裏目に出てしまうかもしれません。なので、必ず細かく刻んで与えるようにしてください。
またよく刻むことで『モロヘイヤ』独特のねばねばがより出ますので、ツルッと食べられますし整腸作用も期待できるようになります。我が家ではフードプロセッサーで刻んでいますよ。簡単!
え?『モロヘイヤ』って毒があるでしょ?
と言うことを聞いたことがあるかもしれません。
『モロヘイヤ』に毒性があるのは、花が咲いた後にできるサヤとその中にできる種子の部分。これらを大量に摂取すると毒性を引き起こす可能性がありますが、市販のモロヘイヤの若葉にはサヤも種子もついていないそうです。(注2:モロヘイヤ効果研究所 モロラボ さんより)
厚生労働省が検査した際に、人が食用にするモロヘイヤの葉には毒性がないことは確認済。ただし、ご自身で栽培してサヤや種子を扱う場合は十分に注意が必要です。
これで安心して食べられますね。
テリリアンが実食
と言うわけで、いよいよテリリアンに実食していただきましょう!
ねばねばも相まってか、ツルッと食べやすそうですね。しばらく与えてみていますが、食べ残したり下痢したりすることもありません。
もちろん初めて与える場合は少量から…これは鉄則です!それに栄養価が高いものをたくさん食べ過ぎるのもよろしくありませんので、ほどほどの量を調整しつつ与えてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
野菜の王様『モロヘイヤ』。人間はもちろんワンちゃんに与えるメリットがたくさん。
今年の旬は過ぎてしまいましたが、最近は通年出回ることが多いので気がついた時にちょこちょこと与えていきたいですね。
ペット東洋医学の資格を各種取得し、ペットの「健康で長生き」のお手伝いをさせていただいている『ペット東洋医学スペシャリスト』の親びん。
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