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ヨーグルティアSで犬の腸活スタート|温度設定・ガラス容器の理由とKF13(ケフィア)種菌の選び方

台所に小さな発酵工房をつくろう――。
長生きのヒントは牛乳、でも実装はヨーグルト少量から。だからこそ温度と衛生を味方にできるヨーグルティアSの出番です。25~70℃(±3℃)の安定制御とHARIO製ガラスポットで、毎回同じ仕上がりを再現。
種菌はKF13(ケフィア)、乳酸菌12種+酵母1種の共発酵で“腸の多様性”をそっと底上げ。
まずは人が味見→わんこは無糖プレーンを小さじ1/4から。続けられる自家発酵で、きょうからやさしい腸活を。
👉 迷ったら【先に結論】へジャンプ
けい(親びん)監修:調理師(食品衛生・温度管理)
本記事の衛生手順と保存方法を確認済み。与え方は“家庭のホームケア範囲”。不調・持病のある子は事前に獣医へ。
獣医療に関するご注意
本記事は飼い主さん向けの一般情報であり、診断・治療の代替ではありません。既往症(膵・肝・腎・胆/尿石症 など)や投薬中、食物アレルギーのある子は、与える前に主治医へご相談ください。
先に結論|ヨーグルティアS×KF13の最短回答
- 犬用に推す理由:25~70℃の±3℃制御で安定。低温発酵~ケフィアまで幅広く作れて失敗しにくい。ガラスは匂い移りが少なく衛生管理◎。→「ヨーグルティアSの選び方」
- KF13はケフィア系:12種の乳酸菌+1種の酵母で多様性が高い。まずは少量を人→犬の順で様子見。 →「KF13(ケフィア)種菌とは?」
- 与え方は“無糖・ちょこちょこ少量”:初回は小さじ1/4→便・ガスを確認。OKなら週1~3回。甘味料(特にキシリトール)不可。
補足:なぜ“牛乳の代わりにヨーグルト”なのか? 背景と研究の読み方は前回の解説でまとめています。

ヨーグルティアSの選び方|SとKAMOSICOの違い・ガラス容器の利点
- ガラス vs PP:匂い移り・消毒のしやすさでガラス推し(HARIOと共同開発の耐熱ガラス)。
- ヨーグルティアS と KAMOSICO:機能はほぼ同等、色と販売チャネルが違うだけ(公式でSを選んだ理由)。
- 作れるもの:ヨーグルト/甘酒/味噌/納豆(将来の内部リンク母艦)。
- 設定温度:温度25~70℃±3℃/タイマー10~50分(10分刻み) または 1~48時間(1時間刻み)/HARIO製ガラスポット1100ml(匂い移りに強い・消毒しやすい)。
購入レビュー(体験談)

今回ヨーグルトメーカーを購入するにあたり、いろいろと調べてみました。
各社面白い特徴を備えており悩みましたが…やはりここは「その道のパイオニアが正義だろう」と言うことで、日本初のヨーグルトメーカー・タニカ電器さんの『ヨーグルティアS(ガラスver)』を購入!
なぜこのヨーグルトメーカーを選んだ理由を書き出してみましょう。
タニカ電器の強み|温度安定・日本製・長期保証

日本初のヨーグルトメーカーを作り出したタニカ電器さん。その歴史は古く初めての製品は1971年のことだそう。
すでに50年以上の歴史を持っているだけに、ヨーグルトメーカーとしての見識はたくさん持っているだろうし、その裏付けとも言える「日本で一番売れているヨーグルトメーカー」の地位についているのも心強い!
発酵食品作りには温度管理が重要ですが、タニカ電器さんのヨーグルトメーカーは温度到達が速く安定しやすい設計(出力の高いヒーター採用)で、安定した温度管理(25~70℃±3度)を実現しているそうです。
もちろん安心のメイド・イン・ジャパンだし、保証期間も最長5年と強気の設定なのも安心材料の1つと言えるでしょう。

ヨーグルティアSの特徴|25〜70℃±3℃・タイマー・HARIO製ガラス内容器

そんなタニカ電器さんの製品ラインナップから選んだのはヨーグルティアS(ガラスver)です。
と言っても、選択肢は今回購入したヨーグルティアSかKAMOSICO(カモシコ)と言う製品の2種類しかありません。
両者の基本性能に違いはなく、KAMOSICOは特別カラーでタニカ電器さんの公式ストア(すばる屋)では購入できないみたいです。
けい(親びん)は後述する種菌も購入したかったので、公式ストアで買えるヨーグルティアS一択でした。
そんなヨーグルティアSには内釜が耐熱ガラスのものとPP樹脂製のものがありますが、発酵食品を作ることになるので、匂いが気になったりする場合はガラス製の方が良いと思います。
そのガラスも創業1921年の老舗ガラスメーカー・HARIOさんとの共同開発!信頼度も高いこともあり、わたしもガラス製をチョイスしました。
製品性能
- 定格電源
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100V 50/60Hz
- 定格消費電力
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30W
- ガラスポット容量
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1100ml
- 設定温度
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25~70℃ ±3℃
- タイマー設定
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10~50分・1~48時間
- 対応種菌
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25~70℃で発酵する菌
付属品
- 『ヨーグルティアS』本体
- ガラス内容器×2
- 取手ふた
- ヨーグルトスプーン
- 温玉スタンド etc…
作れる発酵食品
- ヨーグルト
- 甘酒
- 味噌
- 納豆 etc…

KF13(ケフィア)種菌とは?|乳酸菌12+酵母1の選び方
- ケフィア:乳酸菌+酵母の共発酵。腸内多様性アップに期待。
- 含有:ロイテリ/ラムノサス/ロンガム等12菌+酵母1
- 購入:1包使い切り×10包から定期購入まで幅広いラインナップ。
前提:長生き研究は“相関”であり、乳糖対策としてヨーグルト少量からという考え方は前回記事に詳述。本節は「どの種菌で作るか」の選び方にフォーカスします。

使ってみた感想(人→犬の順で様子見)

けい(親びん)はヨーグルティアSと同時に、種菌と言うヨーグルトの原料となるものも購入しました。
タニカ電器さんの種菌ラインナップは3種類。
- ABCT種菌
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4つの乳酸菌が入っていてカラダに良い、タニカ電器オリジナルのヨーグルト種菌。
- KF13種菌
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12種類の乳酸菌と1種類の酵母が入った、タニカ電器オリジナルのケフィア種菌。
- CSP種菌
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カスピ海ヨーグルトと同じクレモリス菌を配合した、タニカ電器オリジナルのヨーグルト種菌。
その中から購入したのはKF13種菌です!その理由は以下の通り。
KF13種菌の中身と特徴(菌種一覧・多様性)
この『KF13種菌』の大きな特徴として、12種類の乳酸菌と1種類の酵母が1gあたり1億個含まれています。
乳酸菌(12種類)
- ロイコノストック・メセンテロイデス
- ラクトバチルス・ケフィリ
- ビフィドバクテリウム・ロンガム
- ラクトバチルス・カゼイ
- ラクトバチルス・プランタラム
- ラクトバチルス・アシドフィルス
- ラクトバチルス・ラムノサス
- ラクトバチルス・ロイテリ
- ラクトバチルス・ファーメンターム
- ラクトバチルス・ブルガリクス
- ストレプトコッカス・サーモフィルス
- ラクトコッカス・ラクチス
酵母(1種類)
- クリュイベロミセス・マルクス
このKF13種菌を牛乳1リットルに混ぜれば、これらの乳酸菌と酵母が含まれるヨーグルトができると言うこと。
この乳酸菌の中にわたしが欲しい…テリーくんとリアンくん(主にテリーくん)にとって有用な乳酸菌が入っているんです!
腎臓サプリに“似ている”乳酸菌の話(医療ではなくフード選択のヒント)

KF13種菌がテリーくんにとって何が有益かというと…病院からオススメされた「腎臓のサプリメント」と似ているから!
テリーくんは腎臓の数値が少し悪い傾向にあります。

ある時病院の先生から腎臓サプリメントを紹介されたことがありましたが、けい(親びん)は腎臓をケアするために手作りごはんにしたり腎臓に悪影響な食品添加物を避けたり…と、いろいろと対策をとっているので早急にはいらないかな?と思っていました。
でも、いずれはご厄介になるかもしれない…と、わたしはスマートフォンにブックマークして、ことあるごとにチェックしていたものです。
そのサプリメントは、腎臓に悪影響を与える「窒素」を栄養源として利用する乳酸菌を3種類使っているのが特徴で…その3種類の乳酸菌が今回購入した『KF13種菌』に含まれていたんです!
もちろんサプリメントは乳酸菌を生きて腸まで届かせるために、胃で溶けず大腸で溶ける腸溶性カプセルに入れたりして効能を高めているので、親びんの目論見通りにはいかないかもしれません。
でも…結構大きなカプセルになり「飲ませるのも一苦労…」と言うコメントもあり、今のテリーくんならヨーグルトを食べさせて少しずつ摂取するのも意味があるかと思った次第。
正直このKF13種菌をネットサーフィン中に探し当てたときには、「キターーーーー!!」とガッツポーズしたのを覚えています(笑)
今回は「サプリメントを使ってみた!」という記事ではないので、商品名は伏せさせていただきますので悪しからず。また治療効果を示すものではありません。
まとめ|“続けられる自家発酵”が最強(ヨーグルティアS×KF13の始め方)
と言うわけで…ヨーグルトを食べて健康的になるだけでなく、腎臓のケアにも期待できるかもしれないKF13種菌を、安心と信頼のタニカ電器さんのヨーグルティアSで作ることにしました!
コンスタントに食べることに意味があるヨーグルトだからこそ、自家製でコスパよく食べてもらえればより効能も高まるのでは?と期待しちゃいますね。
テリー生きて腸まで届いてくれるかな?
ヨーグルティアSはヨーグルト以外にも発酵食品を作れるので、これから腸内環境をよくするべくいろいろな発酵食品を作ってみたいと思います!
獣医療に関するご注意
本記事は飼い主さん向けの一般情報であり、診断・治療の代替ではありません。既往症(膵・肝・腎・胆/尿石症 など)や投薬中、食物アレルギーのある子は、与える前に主治医へご相談ください。
よくある質問|ヨーグルティアS・KF13・犬への与え方
参考文献
- 総説(犬猫プロバイオ) Mao Y, et al. Application of Probiotics in Cats and Dogs. Microorganisms. 2025. Link
要点:犬猫でのプロバイオティクス応用を総覧。菌株・用量・安全性の基本設計を整理。 - 腎臓×腸内(犬猫レビュー) Sevim R, Demirel G. The relationship between dietary fiber, microbiota and kidney diseases in cats and dogs. J Istanbul Vet Sci. 2024;8(1):39–49.
PDF / Landing
要点:CKDの犬猫で「食物繊維→腸内細菌→尿毒素/全身炎症」への介入の意義を整理。実務は腎臓病食+可溶性線維の併用を推奨。 - ケフィア由来菌×犬(介入) Gaspardo A, et al. Influence of Lactobacillus kefiri on Intestinal Microbiota and Fecal IgA of Healthy Dogs. Front Vet Sci. 2020. Link
要点:健康犬でL. kefiri投与。腸内・免疫指標への影響を報告(ケフィア系の実例)。 - ケフィア(包括レビュー) Martins A, et al. Effects of Kefir Consumption on Gut Microbiota and Health. Nutrients. 2024;16(20):3424.
PMCID / PubMed
要点:ケフィアのヒト中心エビデンスを総説。腸内フローラ・代謝指標の改善が報告される一方、動物(犬)の臨床データは限定的。

ペット東洋医学の資格を各種取得し、ペットの「健康で長生き」のお手伝いをさせていただいている『ペット東洋医学スペシャリスト』の親びん。
現在はイベントなどでアドバイスをさせていただいておりますが、ご依頼があれば出張やZOOMでの対応も可能ですので、ご興味あれば以下のボタンからご連絡ください!
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