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「PYIA ペット薬膳管理士」や「JPMA ペットマッサージ・セラピスト」といった資格を各種持つ『ペット東洋医学スペシャリスト』こと親びんでございます。
テリーとリアンです
腸内環境を整えることで、便通が良くなったり免疫力を向上したりするのは、人間もわんこも同じ!
それには発酵食品を食べると腸内環境のバランスを良くすることができるので、『発酵野菜あん』なるものを作ってみようと思います!
テリーくんとリアンくんに手作りごはんをあげているのですが、それのトッピングにぴったりなんじゃないかな?
- 『発酵ベジあん』について
- 炊飯器で作る『発酵ベジあん』について
- ヨーグルトメーカーで作る『発酵ベジあん』について etc…
トッピングレパートリーに追加できるかな?
先日『膿皮症』に関する記事を書いた際に、ワンコにとっても腸内環境を整える「腸活」の重要性を知りました。
これまでは市販のワンコ用味噌や納豆などの発酵食品を与えていましたが、他にも有効なものはないかとネットを彷徨っていたところ、素敵な本に出会いましたので実際に試してみましょう!
ちなみに…今回の参考図書はコチラです。
炊飯器で発酵させるver
親びんも知らなかったのですが…
でんぷん質を多く含む野菜に米麹を加えて発酵させたもの。砂糖を使っていないのにほのかな甘さを感じ、野菜の栄養素を吸収しやすくなるそうです。
『「発酵ベジあんのおかずとおやつ」はじめに』より親びん要約
参考にした本はあくまで人間用ですが、野菜と米麹だけなのでもちろんワンコもOK!手軽く発酵食品を食べて「腸活」が期待できますね。
ワンコと一緒に人間も食べてみましょう。
「米麹」の東洋医学的効能
ちなみに…「麹」には米麹や酒麹など種類がありまして、発酵させるとアルコールが発生するものも存在します。
ワンコにアルコールはNGなので、麹菌を米に繁殖させて作る米麹を使用してください!
- フェルラ酸(抗酸化)
- イノシトール(抗うつ、抗動脈硬化、抗脂肪肝)
- γオリザノール(降コレステロール、更年期障害改善)
- ニコチアナミン(抗高血圧)
- 植物ステロール(抗酸化)
- フィチン酸
発酵・増殖の過程でビタミンB類を生成し、30種以上の酵素を持つ。
- 五性(食材によって体温を左右する作用のこと)
-
- 温性
-
身体の熱を上げる。血流を促す作用。
- 五味(酸・苦・甘・辛・鹹の5つ。臓に作用する)
-
- 甘味
-
気や血を補い脾胃を整え、痙攣を緩解させる作用。
補益・和中・緩急の作用。 - 辛味
-
邪気を散らし、気血の流れを促す作用。
発散・行気・活血の作用。
- 帰経(どの臓器に作用するかを示したもの)
-
脾・胃
- 効能
-
- 温中
-
中焦=脾の機能を高めること。
- 益気
-
体力や気力を補い、気虚証を改善する。臓腑機能を高め、正気(抵抗力)を補う。気は生命エネルギーの基本なので、気の充実は何人にとっても最重要。
- 消食
-
消化不良を改善する。脾胃の運化を扶けるために健脾和胃の食材を併用すると良い。また寒証の場合は温中、熱証の場合は清熱の食材を加える。
- 補虚損
-
虚損=正気不足のこと。慢性的虚弱症状の人、あるいは先天性虚弱体質を改善する。
- 健脾
-
脾の働きを正常にする。脾気虚証に適用。食欲不振や疲労倦怠、体力気力低下、浮腫み、軟便などを改善する。
- 開胃
-
食欲不振を解消する。胃の働きを正常にする。
- 適応
-
- 食積:食べ物が胃腸に停滞し、消化できなくなっている状態のこと
- 腹脹満
- 便秘
- 胃もたれ
- 疲労
- 食欲不振
「発酵カボチャあん」の材料&作り方
原材料はでんぷん質の多い野菜ならOKで、オーソドックスな小豆や変わり種の人参などありますが、今回はお手頃なカボチャでトライしたいと思います!
本を読む限り…そんなに難しい材料はいらない&道具も炊飯器があれば作れるので、精神的なハードルは案外低いかな?
読むだけでめんどくさくなる傾向あるもんね
精神的なハードルは低いに限る(笑)
てなわけで、早速材料紹介からいきましょう。
- カボチャ
-
200g
- 米麹(乾燥)
100g
ちなみに…乾燥タイプでも生タイプどちらでも構いませんが、生タイプには水分量が豊富なので、その分麹の量を調整(1.25~1.3倍)する必要があるようです。
材料2つだけで良いとか素晴らしすぎますね(驚)
材料も準備できたので、早速作っていきましょう!
圧力鍋で蒸すと、10分かからず柔らかくなるので助かりますな。
粗熱を取り細かく潰したカボチャと、米麹をよく混ぜ合わせる。
「麹は熱に弱い」と耳にします。確かに麹自体は死んでしまうかもしれませんが、腸内にある善玉菌にとって良いエサになるようなので気にしなくても良いそうです。
でも「生きたまま腸に届く」を売りにしているアレもあることですし、粗熱はとったほうが無難かな?
2.を炊飯器にセット。
蓋をして保温すると温度が高くなりすぎて良くないので、蓋をせず濡れ布巾を被せて保温モードにする。
時間が経つと布巾が乾いてくるので、都度濡らしてくださいね。
2~3時間おきに全体がよく混ざるように攪拌する。
徐々に甘い匂いが湧き立ってきますよ!
8~10時間発酵させたら完成!
麹の白い粒が気になる場合はフードプロセッサーにかけますが、今回はそのままで行こうと思います。
冷蔵で7日間、冷凍で3ヶ月保存できます。我が家では小分けにして冷凍保存しました。使う分だけ冷蔵庫に移す感じですな。
しかし…工程自体は簡単なんだけど、いかんせん時間がかかりますね。散歩くらいならまだしも、少なくとも8時間はお出かけできないのが難点。
これを作るときには仕事のない日、1日暇にしておかないといけないのがハードル高めかもしれません。
「カボチャ」の東洋医学的効能
カボチャの収穫は初秋に行われますが、収穫後2~3ヶ月貯蔵したのちに食べ頃を迎えるので、カボチャの旬というと10~12月になるそうです。
- 炭水化物
-
20.6g
- βカロテン
-
4000μg
- ビタミンE
-
4.9mg
- ビタミンB2
-
0.09mg
- ビタミンC
-
43mg
- セレン
-
抗酸化、抗動脈硬化
- ポリフェノール
-
抗酸化、抗動脈硬化
- 食物繊維
-
整腸、抗循環器疾患、抗ガン
ビタミンA・C・Eが豊富で、ビタミンEに関しては野菜の中でもトップクラス!
- 五性(食材によって体温を左右する作用のこと)
-
- 温性
-
身体の熱を上げる。血流を促す作用。
- 五味(酸・苦・甘・辛・鹹の5つ。臓に作用する)
-
- 甘味
-
気や血を補い脾胃を整え、痙攣を緩解させる作用。
補益・和中・緩急の作用。
- 帰経(どの臓器に作用するかを示したもの)
-
肺・胃
- 効能
-
- 温中
-
中焦=脾の機能を高めること。
- 益気
-
体力や気力を補い、気虚証を改善する。臓腑機能を高め、正気(抵抗力)を補う。気は生命エネルギーの基本なので、気の充実は何人にとっても最重要。
- 消食
-
消化不良を改善する。脾胃の運化を扶けるために健脾和胃の食材を併用すると良い。また寒証の場合は温中、熱証の場合は清熱の食材を加える。
- 潤肺
-
肺を潤す。咳を鎮めたり、痰を吐き出しやすくする。滋陰の食材を加えると良い。
- 平喘
-
体内の老廃物や毒素を取り除く。熱証の場合は清熱の食材、湿証の場合は去湿の食材を加えると良い。
- 解毒
-
食欲不振を解消する。胃の働きを正常にする。
- 通便
-
便秘を改善する。腸をなめらかにして蠕動運動を促す。
- 適応
-
- 肺結核
- 気虚証
- 疲労
- 咳嗽
- 喘息
- 消渇
- 脂質異常症
- 高血圧
- 便秘
- 尿路結石
- 肺にできる悪性のはれもの。できもの。
実食
ということで実食していただきましょう!どうですか?
写真を撮る前に完食しました(汗)
まぁそれはいつものことなので、美味しかったのかどうかは定かではありませんが…「腸活」の助けになっていることは間違い無いでしょう。
そうそう。翌日のウンチョコもいい感じでしたよ!
軟便気味の子は、黄色い所だけから試した方が良いかも?それに砂糖が入ってないとはいえ糖分はありますので、量は体重と相談しながら調整してくださいね。
炊飯器でやるには…少しめんどくさい?
冒頭にも書いた通り、免疫力を高めるには「腸活」は必須。
ほんのり甘くて食いつき抜群なのに、発酵食品なので「腸活」にも効果的とあらば試してみる価値がありますね。
でも…やっぱり炊飯器で発酵させるのは、布巾が乾いてくる面倒見なけりゃいけないし、この作業中は炊飯器を独占することになるので、ご飯を炊いたりすることが物理的にできなくなるのも痛い。
幸い我が家には、車中泊に持って行けるサブの小さめ炊飯器があるので事なきを得ましたが…やはり発酵にはそれなりの道具があると楽ちんかもしれませんね(汗)
2024年8月追記:ヨーグルトメーカーでトライ!
我が家では最近ヨーグルトメーカーを用いて、自家製ヨーグルト作りを始めました。
その時にふと…ヨーグルトメーカーは「発酵ベジあん」作りにも使えるんじゃないか?と思い、今回トライしてみようと思います!
詳しくはヨーグルトの記事を読んでいただけると助かりますが、お試しでヨーグルトメーカーを購入したので、スペックの詳細がわからないのが少し怖いところ。
「発酵ベジあん」作りには約55℃でキープする必要があるのですが、果たして我が家のヨーグルトメーカーは何度になるのかわかりません。
ひとまずヨーグルトは無事作ることができたので、まぁ大丈夫だろう…という安直水平思考で、今回は「発酵さつまいもあん」を作ってみようと思います(笑)
「さつまいも」の東洋医学的効能
前回はカボチャで作ったので、今回は別のお野菜「さつまいも」で作ってみようと思います!
「さつまいも」の旬は、カボチャと同様収穫の時期(8~11月)と食べごろの時期(10~1月)と時期が異なる食材で、これから美味しい「さつまいも」が出回る時期と言えるでしょう。
- タンパク質
-
1.2g
- 炭水化物
-
31.5g
- カリウム
-
470mg
- 葉酸
-
49μg
- ビタミンC
-
29mg
- ヤラピン
-
抗ウイルス
- ガングリオシド
-
細胞膜機能調整
- アントシアニン
-
抗糖尿病、肝機能強化、視力向上
- コリン
-
抗動脈硬化、脳機能維持改善
ビタミン、ミネラルが豊富。ビタミンCの量は芋類のなかでトップ。
切ると出る白い汁・ヤラピンが便を柔らかくしてくれる作用を持っている。
- 五性(食材によって体温を左右する作用のこと)
-
- 平性
-
身体の熱を上げも下げもしない。
- 五味(酸・苦・甘・辛・鹹の5つ。臓に作用する)
-
- 甘味
-
気や血を補い脾胃を整え、痙攣を緩解させる作用。
補益・和中・緩急の作用。
- 帰経(どの臓器に作用するかを示したもの)
-
脾・腎
- 効能
-
- 補中
-
中焦=脾の機能を高めること。
- 益気
-
体力や気力を補い、気虚証を改善する。臓腑機能を高め、正気(抵抗力)を補う。気は生命エネルギーの基本なので、気の充実は何人にとっても最重要。
- 補腎
-
腎精を補う。腎虚証に適用。発育不足や勢力減退、不妊、老化の改善に用いる。腎は先天の本であり、生命力の元。腎は補い尽くしても弊害はない。
- 生津
-
肌や体内組織の乾燥症状(乾いた咳、喉の乾燥、粘稠な痰、口渇、多飲、便秘)や虚熱症状(寝汗、潮熱)を改善する。精血不足(視力低下、耳鳴り、遺精)や陰虚証に用いて津液を補い、体内を潤す。
- 通便・滑腸
-
便秘を改善する。腸をなめらかにして蠕動運動を促す。
- 適応
-
- 脾気虚証
- 酒湿入脾(酒毒による下痢)
- 浮腫み
- 腎陰不足
- 習慣性便秘
- 脂質異常症
- 貧血
- 夜盲症
「発酵さつまいもあん」の材料&作り方」
前回の「発酵カボチャあん」の材料とほぼ一緒ですが、一応書き出しておきます。
- さつまいも
-
200g
- 米麹(乾燥)
100g
ちなみに…乾燥タイプでも生タイプどちらでも構いませんが、生タイプには水分量が豊富なので、その分麹の量を調整(1.25~1.3倍)する必要があるようです。
材料も準備できたので、早速作っていきましょう!
今回は皮を剥いてみました。でも、皮と身の間に栄養があるので剥かない方が良いかもしれません(汗)
圧力鍋で蒸すと、10分かからず柔らかくなるので助かりますな。
粗熱を取り細かく潰したさつまいもと、米麹をよく混ぜ合わせる。
「麹は熱に弱い」と耳にします。確かに麹自体は死んでしまうかもしれませんが、腸内にある善玉菌にとって良いエサになるようなので気にしなくても良いそうです。
でも「生きたまま腸に届く」を売りにしているアレもあることですし、粗熱はとったほうが無難かな?
ヨーグルトメーカーに入れてコンセントを繋ぐ。
炊飯器の時と違い、濡れた布巾をかける必要はありません。
2~3時間おきに全体がよく混ざるように攪拌する。
徐々に甘い匂いが湧き立ってきますよ!
8~10時間発酵させたら完成!
麹の白い粒が気になったのでフードプロセッサーにかけてみました。
冷蔵で7日間、冷凍で3ヶ月保存できます。我が家では小分けにして冷凍保存しました。使う分だけ冷蔵庫に移す感じですな。
炊飯器でもヨーグルトメーカーでも、時間がかかることに違いはありません。
でも、布巾をかけて乾くたびに濡らして絞って…という工程がなくなるのだけは助かりました。
実食!
我が家のヨーグルトメーカーが温度設定ができなかったり、そもそも何度で加熱されてるのかも不明…というのが不安でしたが、なんとか完成しましたね。
一口食べてみましたが、さつまいもが甘いだけに麹の甘さがプラスされているかは微妙なところ。
いつもテリーくんとリアンくんには白米をあげていますが、その代わりに「発酵さつまいもあん」をトッピング。
白米に比べて甘さを感じられるのか、なんの抵抗もなくパクパク完食!
ちなみに親びんは、豆乳に溶かして電子レンジで温めて飲んでみたところ、飲みやすくてさっぱりとした甘さだったので、甘すぎるのが苦手な親びんでも美味しく飲むことができました!
人間もワンコも美味しく「腸活」ができそうです。
「発酵ベジあん」いい感じだ!
炊飯器でもヨーグルトメーカーでもできることがわかった「発酵ベジあん」作り。
美味しくて「腸活」できるのなら助かりますが…身体に良いからと一度に大量にあげず、何事も少量から試してくださいね。
それに砂糖が入ってないとはいえ糖分はありますので、量は体重と相談しながら調整してください!
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ペット東洋医学の資格を各種取得し、ペットの「健康で長生き」のお手伝いをさせていただいている『ペット東洋医学スペシャリスト』の親びん。
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