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【小型犬】栄養価の高い『ウズラの卵』は消化のしやすい温泉卵がオススメ!【食べやすい】


「PYIA ペット薬膳管理士」や「JPMA ペットマッサージ・セラピスト」といった資格を各種持つ『ペット東洋医学スペシャリスト』こと親びんでございます。

テリーとリアンです
今回は『ウズラの卵』の栄養やオススメの使い方、取り扱う上での注意点などを紹介したいと思います。
卵といえばニワトリの卵のイメージが強いですが、人間はもちろんワンコにとっても『ウズラの卵』は有益なんですよ!
- 『ウズラの卵』について
- 温泉卵について
- 与え方や注意点 etc…
鶏卵よりオススメ『ウズラの卵』
普段スーパーで手に入りやすく調理もしやすいので、食卓に登ることの多い卵といえば「ニワトリの卵=鶏卵」でしょう。
「完全栄養食品」とも言われる卵だけに、我が家も1日のうちで食べない日はなく、冷蔵庫には常備されているくらいです。
でも…ワンコ、特に小型犬にとっては量が多すぎて食べさせずらいのが悩みどころ。
そこでオススメしたいのが『ウズラの卵』です!
『ウズラの卵』と鶏卵の栄養素

『ウズラの卵』は、その名の通り「ウズラ」という鳥の卵のこと。
八宝菜などに入っているので一度は食べたことあるかと思いますが、見た目も重さもかなり小さな卵で、そのサイズは10~13gと言われています。
ちなみに鶏卵はMサイズで58g以上~64g未満なので、いかに『ウズラの卵』が小さいかがおわかりいただけるでしょう。
そんな小さな『ウズラの卵』なんですが見た目に反して栄養価が高い!
- タンパク質
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12.6g
- 脂質
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13.1g
- 鉄
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3.1mg
- ビタミンA
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350μg
- ビタミンB2
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0.72mg
- タンパク質
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12.3g
- 脂質
-
10.3g
- 鉄
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1.8mg
- ビタミンA
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140μg
- ビタミンB2
-
0.43mg
鶏卵より『ウズラの卵』の方が鉄分やビタミンの含有量が多いので、小さい『ウズラの卵』でもしっかりと栄養が摂れるのが嬉しいところ。
でも、注意して欲しいのがあくまで100gの中に含まれている栄養素なので、1個10〜13gの『ウズラの卵』だと最低でも8個食べないと100gになりません(汗)
人間のように1食にたくさん食べられるのであれば鶏卵の方が楽ちんかもしれません。でもワンコのように量をたくさん食べられない子にとっては、やっぱり『ウズラの卵』の方が効率的でしょう。
卵は完全栄養食の代表!
鶏卵も『ウズラの卵』も必須アミノ酸のバランスが理想的!
食べ物に含まれる「タンパク質」の量と「必須アミノ酸」がバランス良く含まれているかの指標に、アミノ酸スコアというものがありますが…どちらの卵もアミノ酸スコア=100で、非常に良質な食材といえます。
また、健康を維持する機能成分もたくさん含有しているので、それもまた嬉しいところ!
- リゾチーム
-
抗菌
- 卵黄レシチン
-
脳機能維持、免疫機能調整、抗動脈硬化
- リゾチーム
-
抗菌
- 卵黄レシチン
-
脳機能維持、免疫機能調整、抗動脈硬化
- ルテイン
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抗糖尿病、抗認知症、呼吸器疾患予防
- オボムコイド
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抗エネルギー
『ウズラの卵』の東洋医学的効能
- 五性(食材によって体温を左右する作用のこと)
-
- 平性
-
身体の熱を上げも下げもしない。
- 五味(酸・苦・甘・辛・鹹の5つ。臓に作用する)
-
- 甘味
-
気や血を補い脾胃を整え、痙攣を緩解させる作用。
補益・和中・緩急の作用。
- 帰経(どの臓器に作用するかを示したもの)
-
脾・胃・肝・腎・肺
- 効能
-
- 補五臓
-
五臓(肝・心・脾・肺・腎)を補い、働きを高めること。
- 補中
-
「中」は中焦のことで脾胃をさす。脾胃を温め補い、消化機能を促進させること。
- 益気
-
人体の活動エネルギーでもある「気」を補い力をつけること。補気と同じ。各臓腑組織器官の気虚証を改善する。
- 健脳
-
脳の働きを高めること。
- 強筋骨
-
質の良い筋肉を育てたり骨を強くする働きのこと。
- 適応
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- 肺結核
- 栄養不良
- 慢性胃炎
- 高血圧
- めまい

おまけ「鶏卵」の東洋医学的効能
- 五性(食材によって体温を左右する作用のこと)
-
- 平性
-
身体の熱を上げも下げもしない。
- 五味(酸・苦・甘・辛・鹹の5つ。臓に作用する)
-
- 甘味
-
気や血を補い脾胃を整え、痙攣を緩解させる作用。
補益・和中・緩急の作用。
- 帰経(どの臓器に作用するかを示したもの)
-
肺・脾・胃・心・腎
- 効能
-
- 滋陰
-
陰液を補うこと。陰虚証の基本的治療法。
- 養血
-
血を補うこと。「補血」と同意語。
- 養心
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血を補い心気を養い、心の生理機能を正常に導くこと。
- 安神
-
「神」は精神・思考のこと。精神不安や情緒不安を取り除くこと。不眠や動悸などの治療に用いる。
- 安胎
-
妊娠、分娩合併症の頻度を減らし健康な赤子を得ること。
- 適応
-
- 陰虚証
- 不眠
- 多夢
- 精神不安
- 胎動不安
- 産後の不調
ニワトリとウズラでこれほど差が出るのは面白いですね。これが薬膳の面白いところであり、奥が深いところ(汗)

小型犬にもオススメ『ウズラの卵』
というわけで、小型犬でも食べやすいサイズにも関わらず鶏卵より栄養価が高い『ウズラの卵』を、少しずつトッピングしていくことをオススメします。
トッピングの方法もいろいろありますので、ワンコの体調や食事の形態などを鑑みて選択してみてください!
生か…ゆで卵か…
一番簡単なトッピングは「生」であげること。割るだけなので手間なし!

加熱すると壊れやすいビタミンB群もそのまま摂れるので、栄養価の面では一番良いと言えるでしょう。
サルモネラの危険性やビオチン欠乏症といったリスクもありますが、サルモネラには新鮮な卵を使ったり、ビオチン欠乏症には卵黄も一緒にあげたりすることでリスクは軽減されるので、そんなに心配する必要もないでしょう。
しかし、生卵にはデメリットもあります。それは…タンパク質の吸収率が悪いこと。
一般的に生で食べるよりも加熱した方がタンパク質の吸収は良くなります。
その理由として、小腸にある消化酵素がタンパク質を分解・吸収するために働くのですが、生卵にはこの消化酵素の働きを妨げる物質が含まれているので、加熱すると90%近くある吸収率が生だと50%まで低下。
タンパク質を効率的に摂取した方が良い壮年期の子などは、加熱した卵のほうが効果的と言えるでしょう。
これらのメリット・デメリットを考えて、卵のあげ方をチョイスしてあげてくださいね!
栄養素/加熱 | 生卵 | 加熱した卵 |
---|---|---|
タンパク質 | 吸収しにくい | 吸収しやすい |
ビタミン | 壊れにくい | 壊れやすい |
消化が楽なのは『温泉卵』
そこで親びんがオススメしたい卵のあげ方をご紹介。
それは…卵白と卵黄が固まる温度に差があり、卵白の方が低温から固まり始める作用を利用した『温泉卵』です。
タンパク質の吸収を高めるために加熱したいのですが、卵黄に多く含まれるビオチン(ビタミンB群)は熱に弱いのであまり加熱したくない…という二律背反をクリアできる調理方法と言えるでしょう。
『ウズラの温玉』試してトライ!
白身にふんわり火が入り、卵黄はトロッと生の状態が望ましいので、それを実現できる『温泉卵』を作っていきましょう。
いろいろ調べた結果「67℃で10分間加熱」が良さそうな気配がしたので、まずはその条件で作ってみたいと思います。

鍋を使ってチャレンジ
参考にしたサイトでは「低温調理器」なるものを使っていましたが…我が家にはそんなハイテク機械はありません。
まずは簡単に、鍋でお湯を沸かして加熱してみましょう…とは言うものの、温度を一定にするのをどうしたら良いものか(悩)
とりあえずクッキング温度計なるものをゲットして、逐一温度を計りつつ適宜お水を足したりしながら調整してみることに。

67℃を行ったり来たりすることになるので、厳密に「67℃で10分間加熱」とは言えませんが…なんとかいい感じの茹で加減になったのではないでしょうか!


奇跡的?
ほんと奇跡的といっても良いくらい、お鍋での調理は温度調整が難しい結果となりました。
ヨーグルトメーカーでチャレンジ
やはり『温泉卵』作りには温度調整がキーポイントになりそうです。
やっぱり「低温調理器」なるものをGETする必要があるのか…と一瞬悩みましたが、我が家には温度を一定に保ってくれる「ヨーグルトメーカー」があることを思い出しました(笑)

そこで、このタニカ電器さんのヨーグルティアSを使って『温泉卵』を作ってみたいと思います。
失敗例
このヨーグルティアSには鶏卵を使った『温泉卵』を作る機能はあるのですが、ウズラの卵は作れるのかは不明。
とりあえずウズラの卵が全部かぶさるくらいの水を入れて「67℃で10分間」にセットしてやってみましょう。

ところが…待てど暮らせどタイマーが減っていきません(汗)
原因を探ってみると、10の前に0が付いていないことが判明。まさかの10時間設定でセットしちゃっていました。

体感10分くらい経った頃に取り出してみたものの、結果は…生でした(汗)

一応10分加熱してるのに生なの?
この原因は定かではないのですが、ヨーグルトメーカーからガラス内釜を取り出した時、ガラスの上部は温かかったものの肝心の水の部分は冷たいまま。
ひょっとしてヨーグルティアSの電熱線は結構上部に配置されているのかもしれません。
鶏卵やヨーグルトを加熱する量なら電熱線に届くけど、ウズラの卵が浸かるぐらいの水量ではダメだったのかな?
成功例
鍋では温度管理が難しくヨーグルティアSでは生になるという、散々な結果になっている『ウズラの温玉』作り。
「67℃で10分間」設定を諦めて、もういっそのこと生であげちゃうか固ゆで卵にしちゃうか…と逃げの選択肢も浮上していながら、再度ヨーグルティアSの説明書を読んでいたところ
ヨーグルティアSは内容器内の液体に対して、25~70°Cの設定温度を保つ為の保温器です。
タニカ電器『ヨーグルティアS』説明書より
ということは…鍋で67℃まで一気にあげた後、ヨーグルティアSで保温してもらうのが良いのではなかろうか?と閃いちゃいました(笑)

ピコーン!って音なった?
この作戦は期待が持てますよ!ってことで、早速試してみたいと思います。

『ウズラの卵』を入れたり、タイマーをセットする時間にもたつくことも考慮して68℃にセット!
加熱時間は前回と変わらず10分でセットします。ちゃんと間違いないように…

10分後にアラームが鳴り完成!赤いランプも消えるからわかりやすいね。
取り出した卵を氷水で冷やして…早速割ってみましょう!

お鍋で加熱した時はつきっきりで温度管理が必要で大変でしたが、ヨーグルティアSを使えば1回温度を決めちゃえば後は放置で良いのが助かります!
これなら温度をいろいろ試すのも楽チンなので、もっとベストなやり方を模索したいところですな。
トッピングして実食
というわけで、ようやく成功にこぎつけた『ウズラの温玉』。
早速テリーくんとリアンくんに食べていただきましょう!

ゆで卵のようにモソモソとしていないし、トロトロとして食べやすそうです。
もうちょっと固めでも良いかなぁ?

ボクちんはどっちでも良いです!
ちょっとめんどくさいけど…栄養たっぷり!
ニワトリの卵より小さいので小型犬にも与えやすい『ウズラの卵』。
その見た目の小ささに反して栄養価が高いのでコンスタントに与えたい食材になります。
より吸収を良くしつつ栄養価のロスを少なくするために、いろいろと紆余曲折を経てなんとか納得のいく茹で具合になった『ウズラの温玉』ができました!
これからちょこちょこトッピングして、より健康的なご飯を食べてもらいましょう。

何か注意点ある?
生卵の白身には「リゾチーム」という殺菌効果のある酵素があるのですが、加熱するとこの働きが失われるので消費期限が短くなります。
家庭で作るならより慎重に…できれば作ったその日に食べるくらいが良いかもしれません。
追記:カルシウムも取りたいなら…
『ウズラの卵』は殻も食べられるので、カルシウムの摂取を期待するのなら殻ごとあげても良いです。
でも、卵の殻にはサルモネラ菌が付着している危険性が「微量」ながらあるので、サルモネラ菌が死滅する70℃で1分加熱する方が安全。
今回は試しませんでしたが、次回は湯温「70℃」以上にセットして作って殻ごとトッピングしてみたいと思います。

時間調整が難しそうだね…
うん…調べてみて、いろいろな温度で試してみようかね。
みなさまのコメントお待ちしております!