【夏が旬】身体を冷やす効果の『ゴーヤ』を食べて、今年の酷暑を乗り切ろう！【ビタミンC】

「PYIA ペット薬膳管理士」や「JPMA ペットマッサージ・セラピスト」といった資格を各種持つ『ペット東洋医学スペシャリスト』こと親びんでございます。

今回は、テリーくんとリアンくんのお友達から素敵な救援物資が届いたので、それらを使ってテリリアンごはんを作ってみたいと思います！

でも…メインに紹介したいのは地元で買った『ゴーヤ』だったりするんですけどね（汗）

でも『ゴーヤ』はこの時期に食べてほしいトップ野菜なので、ぜひともご紹介したいところ。食能や東洋医学の見地からも解説しますので、参考にしていただけたらこれ幸い！

西洋医学などと比較して副作用も少ないと言われている東洋医学。人間だけでなくわんこにも活用できますので、元気に長生き目指してケアしていきましょう！

夏野菜たっぷり嬉しい限り！

最近スーパーに行くと、お野菜から何から高くなっててビビり散らかしている親びん。

気候がおかしいのもあるし、輸送費や資材費…為替相場やらなんやらも加味して高くなっていますね。

まぁ親びんは1次産業活性してほしい派なので、ちゃんと労力は価格に換価されて欲しいのですが、家計に直結するところなので程々で抑えて欲しいところ（汗）

自分で育てた野菜…いいなぁ

お高い野菜たちに悶々とした日々を送っていたところ、テリーくんとリアンくんのお友達・ガブリエルくん（以下、ガブくん）から救援物資が届きました。

ガブくんはご近所さんで新横浜公園などで遊んでいたのですが、最近東北の方へお引越ししてしまって気軽に会えなくなってしまったんです。

そんなガブくんから立派な家庭菜園を作っていて、そこで出来たお野菜を送ってくれました！しかも大量です（喜）

家庭菜園と言いながら形も揃っているし、大きさも十分！こんなに上手に作れるなんて羨ましい限り。

親びんも…いつかテリリアンカフェを開業したら、お庭で家庭菜園して採れたて野菜を提供するんだ！

山芋って今取れるの？

そんな大量のお野菜の中、一風変わった…というか、すごい存在感のお野菜を発見。

野球のグローブみたいな大きさのこやつ。実は「山芋（＝長芋）」なんです！

他のお野菜はナスやトマト、きゅうりにピーマンなど夏野菜なのですが…山芋って夏でしたっけ？と疑問に思って調べてみました。

「山芋」の旬は晩秋なのですが、東北地方の一部では4~6月の春堀りもあるそうです。

「山芋」の特徴として地温が下がると休眠して追熟するらしく、土が凍ったり逆に熱くならない土地だからできる2回目の旬！

試しに食べてみましたが…シャリシャリと良い音がする歯応えで、甘味も濃くて美味しかったです。すりおろしたら粘りもしっかりあって、ツルツル・サラサラと食べられて、これまた美味！

「山芋」はわんこにとっても有効な食養があり、これは是非ともテリリアンごはんにも入れたいところ。今回はゴーヤですが、折を見て「山芋」の記事も書きますね！

旬の野菜には意味がある！

ガブくんから大量の夏野菜をいただいたのは、物価高に頭が沸騰しそうな我が家には救世主！

ありがたく感謝したのち、美味しく食べましょう！の前に、いつもの蘊蓄コーナーに参りましょう（笑）

お題は「なぜ旬のものを食べるべきか…」です！

なぜ旬のものを食べるべきか…

その答えは「価格と栄養価の違い」です！

価格に関しては言わずもがな。作れない時期と作れる時期、作れる時期でも出来始めと最盛期では店頭価格に差が出てますよね。

また昨今よく聞く「天候不良による不作」など、作物の生育が悪くて出荷数が少なくなる時なども高くなります。最近では白菜やにんじん、じゃがいもあたりが高騰していたような気がする…。

安定してお安く農作物を食べるには、やはり旬な時期に購入したいところですよね（汗）

そして…世の中に出回っている食べ物の栄養は、年中一定の量が含まれているわけではありません。

作物の旬に最大量の栄養価があり、以外では旬の数分の一ほどまで減ってしまうそうです。

その理由は実際のところ定かではなく、自然のメカニズムとしか言えない感もあるのがロマンですな（笑）

---

ちなみに…現代の市場原理として「年中一定した野菜が出回る」というものがあります。

農家さんの絶え間ぬ努力により実現したことですが、そのおかげでテリリアンごはんを作るときに「この野菜っていつが旬なんだ？」と頭を悩ますこともしばしば（笑）

実は年中取れるようなハウス栽培のお野菜にも栄養の波はあるようです。その波はお野菜の旬と同様の波形を描くので、自然のメカニズムというのはちょっとやそっとじゃ揺るがないんですね。

旬といえば『ゴーヤ』

ということで、本日のメイン食材『ゴーヤ』。

『ゴーヤ』の産地は沖縄や宮崎、鹿児島など南の方。それもそのはずで原産国は東南アジアで熱いところ。旬は夏（6~8月）なので、今がまさに旬真っ盛りと言えるでしょう！

そんな『ゴーヤ』の栄養などは…

『ゴーヤ』は野菜の中でも「ビタミンC」の量が非常に多いのが特徴です。

その「ビタミンC」の栄養価は、旬と旬ではないもので2～4倍もの差がつくこともあるそう。

同じものを食べるのなら、栄養価が高い旬のものを食べる方が良いですよね！

『ゴーヤ』の東洋医学的効能

五性（食材によって体温を左右する作用のこと）

寒性：身体を冷ます。

五味（酸・苦・甘・辛・鹹の5つ。臓に作用する）

苦味：苦い。利尿させたり吐き出させたり、湿を排出させる作用。清熱・燥湿・降気・解毒の作用。

帰経（どの臓器に作用するかを示したもの）

心・脾・胃

効能

• 解夏：夏の邪気である暑熱の不快感を取り払う。
• 清心：心の機能亢進状態を改善。
• 明目：目の疾患を改善。眼精疲労や涙目、目の充血、視力低下などの症状も改善。
• 健胃：機能低下している胃の働きを改善。食欲不振や胃もたれなどの症状も改善。

適応

• 暑湿感冒
• 口渇
• 発熱
• 目の充血
• できもの
• 各種皮膚病
• 消渇
• がん
• 消化不良
• 胃痛

『ゴーヤ』の特徴は、なんといっても身体を冷やしてくれること。そして夏の暑さや湿度で疲弊してしまう身体を癒してくれるところでしょう。

また夏バテなどで弱ってしまった胃腸を改善し、食欲を増進する力も併せ持っています。

これらのことから『ゴーヤ』は夏に食べるのが良いでしょう！旬のお野菜だし尚更ですよね。

『ゴーヤ』を使ったわんこご飯

ここまで説明してきた『ゴーヤ』。わんこNGなイメージがありますが、実はわんこも食べて大丈夫！

ガブくん家のお野菜をふんだんに使いつつ作っていきましょう。

材料の確認！

ガブくんの菜園で採れた夏野菜を、ふんだんに使ってみましょう！

お手軽に作るなら「圧力鍋」が便利！

材料の確認が終わったので、早速調理へまいりましょう！

我が家ではアイリスオーヤマ製の圧力鍋を使用しています。時短にもなりますし、しっかり火を通す事ができるので、人間に比べ消化をしにくいわんこにも優しいごはんができますよ！

といった手順を経て完成です！

塩分濃度

以前に「わんこにも塩分は必要」という内容の記事を書きました。

親びんが手作りごはんを始めた頃は「お魚をあげているから、それで塩分取れるでしょ？」なんて考えていましたが、それじゃ全然足りません。

なので今回のメニューのようにお塩を入れるのですが…作った後の味見で「う～ん…うまい！これでごはん食べられそうだな」なんて思っちゃうくらいで、ひょっとしたら味濃いかな？と心配になりました。

手作りごはんの先生に聞いたところ…

という返答。全然大丈夫だったみたい（笑）薄味好きな親びんの好みにあってただけなのかな？それくらい人間が食べてもおいしいごはんなら、テリリアンの食いつきも抜群ですわな。

なので、もう少し塩とか味付けしても良いのですが…テリリアンはごはんのたびに色々トッピングをしており、その中にも塩分入っているからこれくらいで様子見です。

それでもテリーくんが明け方黄色い胃液を吐くことがまだあるので、もう少し塩分入れても良いかなぁ？腎臓の件もあるので…やっぱり様子見つつかな。

『ゴーヤ』を食べて酷暑を乗り切るのだ！

夏が旬の『ゴーヤ』を夏に食べる意味…それは身体を冷ましたり、暑さや湿度で疲弊してしまう身体を癒してくれるところです。旬であれば栄養価も高いのもまたGOOD！

もちろんワンコも人間も同じですので、一緒に『ゴーヤ』を食べてこの夏を乗り切れると良いですね。

それにしても…この暑さ異常じゃないです？もっと涼しいところに行きたいぜよ～（切実）

親びんは確たる資格を有しそこで得た知識・技術…またを日々の研鑽の中で得た知識・技術をもとにわんこへのケアや記事制作しております。しかしマッサージやごはんアドバイスは医療行為ではなく、またこれをやれば改善する…といったことは確約しておりません。あらかじめご留意いただいた上でケアしてあげてくださいね。