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アニマルコミュニケーション|MIX犬Mちゃんの「吠える=任務」をやさしくほどく【実績#05】
アニマルコミュニケーション実績#05。“吠える=任務”のMちゃんに届いたヒント。散歩すれ違いは短い声かけと半歩転換、先に気づいたら明るい挨拶。来客やチャイムの切り替え、宝探し/運ぶ係の置き換えも紹介。 -
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ハイエースから軽自動車・スペーシアギアへ乗り換えました。その理由と買い替えて良かったメリット・デメリットを紹介したいと思います。ワンコとカーライフの参考になればこれ幸い!
アニマルコミュニケーション|MIX犬Mちゃんの「吠える=任務」をやさしくほどく【実績#05】

- 実績件数
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7件(非公開希望を含む)
- 学習先
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アニマルコミュニケーションspica(講師:森永 紗千)
- セッション形態
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メール/オンライン(Zoom/LINE など) /対面(横浜市内に限る)
- 最終更新
※実績件数は最新の合計(非公開含む)。記事番号は公開順です。
Mちゃんは“吠える=任務”のまじめさん。守り方は少し勇ましいけれど根っこは家族思い。
10m手前やチャイムでスイッチが入りやすいタイプ。声が届くうちの短い合図で「あっちの方が楽しそう!行ってみよう」→体の向きを半歩だけ変える→リードのゆるみを保ったまま通過、の順で“事件じゃない”を演出。
もしMちゃんが先に気づいたら、飼い主さんが相手に「こんにちは!」と明るく声をかけ、中立な空気を先に作るのがコツ。
そんなMちゃんとのセッションを、ご家族のご了承・事前確認のうえ共有します。アニコミに興味がある方の参考になれば幸いです。
※本記事は匿名加工で掲載。アニマルコミュニケーションは医療・訓練の代替ではありません。体調や安全面の不安がある場合は獣医師・トレーナーにご相談ください。
- 「吠える=任務」モードの見立てのヒント
- すれ違い前に届きやすい合図(短い声かけ→半歩向き替え→ゆるみ維持)
- ワンコが先に気づいたときの中立化のコツ(明るい挨拶)
- 家の中の切り替え“儀式”の組み立て(家族がニュートラルに戻す)
- 置き換えミッションの例(宝探し/運ぶ係)
行動の背景|「吠える=任務」という自己イメージ
- 犬種/年齢
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MIX(4歳・♀/避妊済)
- 相談テーマ
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散歩/来客の吠え・体調・日常の困りごと・家族へのメッセージ
- 形式
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Zoom(オンライン・ビデオ通話)
- 所要時間
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約80分(必要に応じ延長)
- 掲載許可
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匿名加工・公開前にご家族確認済
見張り役の比喩(前世イメージと“任務モード”)

さて…本題に入る前に、わたしはアニマルコミュニケーターとしてスタートを切ったばかりでして、勉強としてご依頼内容の他にいろいろ聞いております。
中でも前世というものを聞くようにしています。
亡くなった子のお話を聞くこともありますので、今世前世は非常に重要なんですよね💦
本来ならセッションの最後に“おまけ”としてお話しするところなのですが、今回はこのイメージがMちゃんの行動に影響していそうと感じたため、先にお伝えした方が全体をスッと受け取りやすいかもしれないと思いました。
もちろん、飼い主さんには「先入観なくMちゃんのお話を受け取りたいということであれば、ここは飛ばして最後に回すこともできます。」とお伝えした上で、今回は最初にお伝えさせていただきました。
使役犬のスナップ|境界を見張り、吠えは“仕事”の一部
少数の仲間と人(ハンドラー)とで境界を見張る・群れをまとめる・近づく相手を追い払う――いわば“見張りの任務”。必要に応じて吠えるのは仕事の一部。
日常の合図は落ち着いたトーン、緊急だけ鋭い笛のようなコントラストが鍵でした。
- チャイムや高い電子音=“非常ベル”として入りやすい
- 正面から無言で詰められる接近に緊張が上がる
- いったん対処したら家族のそば=基点に戻って落ち着く
この比喩が、Mちゃんの“今”をやさしく説明してくれました。
散歩の“吠え”の整え方|すれ違い前に届く合図の置き方
要点
- お散歩は好き。情報交換の時間=“二人で安定”がご褒美
- 反応が立ちやすいのは10m手前の様子見/無言の詰め寄り・ガン見/リード急張り+人の声が止む
- 短い声かけ「あっちの方が楽しそう!行ってみよう」→半歩だけ向きを変える→ゆるみを保ったまま通過
- Mちゃんが先に気づいたら、飼い主が相手へ挨拶(「こんにちは!」など)で空気を中立に
- 無言+急ターンはNG。回避は“負け”ではなく正しい任務の選び方
短い声かけ → 半歩だけ向きを替える → ゆるみ維持(回避ルートのめやす)
Mちゃんは、基本お散歩がだいすき。外の匂いを集めて、音を確かめて――“情報交換は犬のたしなみ”という感覚。ほかの犬と必ず交流したいわけではなく、飼い主さんと二人で安定して歩けることがいちばんのご褒美みたいです。
反応の立ち上がりは10m手前の“様子見”から。さらに無言で詰められる・ガン見は苦手で、ここにリードの急な張りと飼い主の声の消失が重なると「緊急?」に入りやすくなるそうです。
逆に、声が届くうちの短い合図はよく響きます。相手に気づいた時点で「あっちの方が楽しそう!行ってみよう」と明るく声をかけ、体の向きを半歩だけ変える→リードのゆるみを保ったまま通過がおすすめ。
この小さな演出で“事件ではない”が伝わり、スイッチが入りにくくなるかも。
先に気づいたときは“こんにちは”で空気を中立に
もしMちゃんが先に気づいたときは、飼い主さんが相手へ先に「こんにちは!」と声をかけて中立の空気を作ると、緊張がふっと緩みやすいかもしれません。
そして覚えておきたいのが、回避=負けではないという視点。Mちゃんにとっては、家族を守るための“任務の選び方”。安全にやり過ごせたなら、それは十分に“いい仕事”なのです。

来るなよ?…でも、ほんとは会わないなら会わないで構わないの
相性が合いやすい相手の傾向(同サイズ/ガン見しない/落ち着いたハンドラー)
- 同サイズで、ガン見しない。
- 服なしで体の動きが読みやすい/表情が見やすい顔立ち。
- 長い尻尾で感情が読み取りやすい。
- 落ち着いたハンドラーがついている。
こういう相手だと、Mちゃんは“様子見”から静かに通過しやすい手触りでした。
飼い主さんの声
飼い主さんが見ているMちゃんは…
散歩中は、遠くでも姿が見えたら、そちらへ行きたがります。10m以内に近づいたら座って動かなくなります。大型犬は怖い(?)ようです。同じ小型犬には静かに近寄って鼻で挨拶して、相性が良くない(?)時は、唸り牙を剥きます。(7割くらい相性が合わない感じ)
というイメージの子でした。セッションを進めていく中で…
昔怖かった思いは…子犬の頃、ドッグランでビーグルに吠えながら追いかけられて、怖くて動けなくなりました。いまだにドッグランは入れないです。
「比較的うまくコミュニケーション取りやすい子…」で思い浮かんだのは「クリクリの毛」の子にはガウガウ行くことが多いです。目が見えにくい子が苦手なんですね。
リードは…Mちゃんが吠えないかと緊張してリードをピンと持ってしまっていたかもしれません。
と、何点か思い当たる節があったようです。
来客・チャイム|家の中で“任務”をゆるめる切り替えの整え方

要点
- 家は自分の現場。家族が動く+チャイム音でスイッチON。
- 外より室内のほうが守るモード強め。
- 耳が先に動く→入口/窓へ体が向く→視線固定が前ぶれ。
- 守護の優先は娘さん≫おばあちゃん>ママ>自分(家族の“心配してる空気”をよく読む)。
- 落ち着ける条件は場所より家族のそば+家族の空気がニュートラルに戻ること。
チャイム音+家族の動きがきっかけ
Mちゃんにとって、家は“休む場所”であると同時に「自分の現場」です。
インターホンや着信の高い音が鳴って、家族がサッと動く――その瞬間に「何か起きた?」と見張りスイッチが入りやすくなります。
外だと相手から距離を取ったり、ルートを変えたりと回避の選択肢が取りやすいのですが、室内は“守るべき場所そのもの”。そのぶん警戒が強めに出やすいのがMちゃんの自己認識でした。
耳→体の向き→視線固定が前ぶれ
吠えの直前には分かりやすい前ぶれサインがあります。
まず耳がピクッと立って音を拾い、つづいて体の向きが入口や窓へスライド。最後に視線が一点へ固定されます。
家族より先に情報を取りにいくので、横から見ると「突然吠えた」に見えやすいのですが、Mちゃんの中では段階を踏んでスイッチが入っています。
守る対象の優先順位(娘さん≫おばあちゃん>ママ)
守る順番もはっきりしていて、娘さん≫おばあちゃん>ママ>自分。
みんなの“心配の視線”が娘さんに向きやすい空気をとてもよく読み取り、まずは娘さんを安全にという意識が先に立ちます。
そして、Mちゃんがスッと落ち着ける条件は「どのクッションにいるか」よりも、“家族のそば”にいて家族の空気がニュートラルに戻ること。家族が深呼吸していつもの声に戻る――その変化をキャッチした時、「任務完了」と解釈して自分の呼吸も整えやすくなる、という手触りでした。
飼い主さんの声
飼い主さんが見ているMちゃんは…
「家では2階の窓から外を見るのが好きで、人や犬が通ると吠えます(全員ではない)。犬には激しく吠えまくります。敷地前に来たら更に激しく吠えて、ピンポン鳴る前に玄関へギャンギャンダッシュして、帰るまで吠え続けます。知っている人には吠えますが、喜んで吠えている感じです。」
というイメージの子でした。セッションを進めていく中で…
家族を守る意識が強いのはその通りだと思います。
「娘さんの部屋をよく見ている、心配している…」というのもよく見かけますし、娘のことを気にかけている様子もあります。
と、思い当たる節が何点かあったようで、Mちゃんの吠えの理由も「家族を守りたいが故」とお伝えすることができました。
体調と好き・苦手|“本人の体感メモ”として

要点
- 大きな痛みは感じていない。夏の湿気で脇・足裏・お腹の付け根がムズムズしやすい。
- ごはんは温かめ&水分多めが入りやすい。お水は新鮮で冷たいのが好き。
- 日向ぼっこは窓辺>屋外。時間帯は昼~夕方&そよ風◎。
- 歯みがきの“ぐい~”が苦手/逆くしゃみは興奮時に出やすい。
- ねんねは黄色系の毛布(タオル)が安心。置き場所固定&無臭~自分の匂いが落ち着く(洗剤の香り×)。
体調の感じ(夏のムズムズ)
体のしんどさについては「大きな“痛い”はないよ」という手触り。
ただ、夏場の湿気が重なると脇・足の裏・お腹の付け根あたりにムズムズが出やすいみたい。散歩帰りや興奮後に出やすいので、拭き取りやクールダウンで“熱”を抜いてあげると楽に過ごせそうです。
食事の好み(温かめ×水分多め/新鮮な冷たい水)
食事は「温かめ×水分たっぷり」が合図になるタイプ。
スープ仕立てやふやかしごはんだとスッと食べ始めやすいようです。とくに“香りが立つ”ほどギアが入るので、匂いの強いお肉(例:鶏・少量のレバーなどはよく火を通して)や、皮つきの魚(たら/鮭は骨を外して皮まで加熱)が“最初の一口”のきっかけになりがち。
食べるリズムは決まった時間に食べたいというより、みんなと一緒の時間がうれしいタイプで、少しずれても気にしない性格。合図はいつもどおりの「できたよ~」でOK。小さじ1くらいの“味見”を先に渡すとスイッチが入り、そのまま本皿へ移行しやすいです。
お水は入れ替えたての冷たいものを好みます(氷までは不要)。器の材質にはこだわりが少ないので、こまめな交換がいちばんのポイント。

“できたよ~”のひと口でスイッチ入るんだ。香りがふわっと来たら、もう行ける!
家族の中のMちゃん(安心マップ)
いちばん落ち着けるのは、家族みんながそれぞれのペースで穏やかに過ごしているとき。
「定位置」のイメージはちょっと面白くて――
ママにはぴったりくっつく。娘さんは少し離れた場所から“見守り席”。おばあちゃんはさらに遠目からの“安心の見張り番”。この距離感の三角形が、Mちゃんにとっての安心マップになっています。
夜いっしょに寝たいときは、足元~ママのお腹(または背中)の横がベストポジション。体温や呼吸のリズムを感じつつも、すぐに向きを変えられる“逃げ道”のある位置が心地いいみたい。
日中のうたた寝は、廊下や床などの少し硬めの場所を好む派。ひんやり感や適度な硬さで、スイッと眠りに入りやすいのだと思います。
休息は黄色系の毛布(タオル)が“安心スイッチ”。置き場所が決まっていること、そして無臭~自分の匂いが残っていることが大事。強い洗剤の香りは落ち着きづらいので、洗い上がりは控えめ香に。
お留守番の受け取り(目安時間+声かけ)
「お留守番お願いね」は、なんとなく感じていた“出かける気配”が確定する合図。その瞬間に、少しだけ胸の中がスン…と寂しくなるみたい。
ただ、「◯時ごろには帰るね」とざっくり目安を伝えてもらえると安心度が上がるそう。分単位の正確さは要らなくて、“早い/遅い”の方向が分かればOKという受け取り方です。
体感としては、3~4時間を過ぎると「まだかな~」が強まりやすい。とはいえ“我慢できない”わけではなく、待つこと自体はできる――そんな温度感でした。

“お願いね”って言われると、あぁやっぱり行くんだ…って分かるの。『◯時ごろね』って聞けると、心が落ち着くよ。
好きな遊び・ときめく景色(花/水/“ぐるぐる”)
遊びはシンプルに“動きのあるもの”。
手に収まるサイズのロープおもちゃや、ピコピコ鳴る小さめのゴム玩具が大好物。「持ってこい」も「引っぱりっこ」もノリノリで、テンポよく遊べるのがツボみたい。
お散歩でテンションが上がる景色は――
- 花壇のある公園(色とりどり&いい匂い)
- 川沿いの遊歩道(一定のリズムで流れる水音が心地いい)
- レンガの家並み(陰影と質感が気になる)
- “ぐるぐる”模様(切り株の年輪みたいな渦巻きパターンを見ると足が止まる)

ピコッて鳴らして、見せびらかして、追いかけてもらうのが最高!
お散歩は“花・水・ぐるぐる”があると、つい寄り道したくなるんだ。
その他の好み・苦手(歯みがき/窓辺で日向ぼっこ)
日向ぼっこはお外より窓辺派。ガラス越しのぬくもりで十分満足できるみたい。昼~夕方のやわらかい光+そよ風がベストで、暑さが乗って「へっへっへ…」となる一歩手前まできたら自分で場所替えできる賢い自己調整タイプです。
ケア面では、歯みがきの“口をぐい~”がどうにも苦手。短時間・小刻み・声かけありで、口の端からサッと――くらいが現実的。興奮すると逆くしゃみが出やすいので、ケアや遊びは最高潮の前にいったん“区切り”を作ると穏やかに収まります。
飼い主さんの声
体調的にMはあまり気にしていないというのがわかってよかったです。
Mは新鮮で冷たい水が好き、交換するとすぐに飲みにきます!カリカリの上に茹でたお肉やお魚、出汁などをかけていて…そのトッピングが大好き!
Mは私と添い寝をしています。家での定位置は特に決まっておらず私の近くにいることが多いです!
お留守番で「3~4時間なら我慢できる」という点ですが、わたし(ママさん)が3~4時間で家に帰ってくることが多いからかもしれません。
切り株大好き!池のある公園が好きで、カラスを救出した時にMちゃんは吠えたり噛みつこうとしたりしなかったのを思い出しました。普段はカラスに飛びかかったり吠えたりするのに…。
窓辺で少しくらい暑くても大丈夫で、確かに「へっへっへ」ってするまで日に当たってて、心配で声かけちゃうんですが…平気なんですね。
歯磨きや口を開けられるのが苦手です。
中でも、黄色系の毛布(タオル)ですが…タオルで作ったお気に入りのクリーム色の「ママ」と呼んでいるものがあり、Mが寝る時には欠かせないタオルがあります!
と、思い当たる節がたくさんあったようで、アニマルコミュニケーションの醍醐味をけい(親びん)も味わえて嬉しくなりました。
日常ケアの工夫|ハーネス/リード/ドライ/お出かけ

要点
- ハーネス:足入れタイプで肩が擦れやすい→“ぴたっ”に近づけるorY字/H型への見直しも候補。薄手タンクの重ね着で摩擦軽減◎
- リード:ゆるく保ちつつ“つながり感”は維持。急なキュッは苦手→早めの声かけ+半歩先でゆるむ持ち替えを。
- お風呂・ドライ:洗うのは平気寄り。強風×/弱風で長時間×→タオル9割・仕上げだけ低温短時間が現実的。
- お出かけ像:家族全員・コテージ寄りが安心。車は後部座席の“抱っこ感”が理想→安全固定を工夫して再現。
ハーネス見直し(サイズ調整+薄手タンクで摩擦軽減)
ハーネスは「足を通すタイプ」で肩に摩擦が出やすいみたい。
少し緩いと歩くたびにズレてムズムズしやすいので、まずは指1~2本の余裕を目安に微調整。それでも擦れるなら、前胸で力を受けるY字/H型へ試着で乗り換えるのもありかもしれません。
夏は湿気で皮膚が敏感になりがちなので、薄手タンクをインナーにして“布と布”の摩擦に変えるのも手。散歩後に肩を掻く/赤みがないかだけチェックしておくと安心。
リード運用(ゆるみ維持と早めの声かけ/半歩先で持ち替え)
リードは「ゆるく持って、でもつながっていたい」派。なので、他犬を見つけた瞬間にキュッと張るのは“緊急合図”に聞こえやすいです。
おすすめは、気づいた時点で短い声かけ「あっちの方が楽しそう!行ってみよう」→体の向きを半歩だけ変える→ゆるみを保ったまま通過…と、事前に回避。
もしMちゃんが気づいたのが先であれば、飼い主さんが相手に「こんにちは!」と明るく声掛けすると、Mちゃんの緊張が解れやすいかもしれません。
また小さくダッシュしたい衝動が出るタイプなので、広場で3秒だけの近距離ダッシュを“発散タイム”として用意してあげると満足度が上がります。
ドライは“タオル9割”+低温短時間(めやす)
お風呂・ドライは“洗うのOK、風が苦手”。

ブオ~という音や風が苦手。でも弱い風で長時間も…いやかも💦
タオルでしっかり吸水(バスタオル→マイクロファイバー)して、仕上げだけ低温・ノズル外し・距離をとって短時間にがおすすめ。
小さくプルプルが「逃げたい直前サイン」なので、その前に一旦やめて休憩→再開のリズムが吉。耳・口元は先にささっと済ませ、終わったら一粒ごほうびで“ここで終了”をわかりやすく…もありかもしれません。
お出かけの組み立て(家族全員×コテージ寄り/短距離慣らし)
“家の印象が強い子”ですが、この話題で急に“お出かけしたい”が出ました。家族全員で行って、美味しいもの食べて、みんなで寝る――そんな絵。
大人数や他のわんことの接点は苦手なので、「家族全員&コテージ寄り」の静かな環境が理想。
“テリトリー外”での吠えは自分でも読みにくい(落ち着く可能性も、逆に守りが強くなる可能性も)という自己認識でした。
車は“後部座席で抱っこ”の安心感を求めがち。まずは短距離ドライブ→静かな公園で5分散歩のミニ旅から慣らしていくと、テリトリー外でも安定しやすいかもしれません。
飼い主さんの声
ドライヤーが苦手は当たってます!なるべく短時間で…とは思っているのですが。
家でシャンプーをしている事はけいさんには言ってないのに、驚きました^_^
散歩や家族でのお出かけが大好きで、お泊まりにもいきました!後部座席にMちゃんの居場所があって、率先して飛び乗ってます。
走るのは大好き!伸縮リードがピーンと貼るまで走って…その張りが嫌で後ろのわたし(ママさん)を見るんです💦

ママさん、もっと頑張って走ってと言ってます(笑)
家族へメッセージ|“吠え=任務”を安全なお仕事にそっと置き換える

要点
- 吠え=任務という自己イメージ。「悪い」ではなく“見張りと整理”の仕事。
- 先に『敵は無視でOK』の空気を演出:散歩は軽く方向転換/来客は“大ごと感”を出さない。
- 家族がニュートラルに戻る=任務終了サイン。深呼吸→短い合図で日常へ。
- 置き換えミッションは宝探し・“運ぶ係”など“頼られてる感”がカギ。
- 『ありがとう/助かる』は落ち着いている時に。吠え直後は使わず中立語で区切る。
吠え=お仕事と思ってるんだけど…
Mちゃんの中では、吠えることは叱られる行為ではなく「任務」。
家や家族を整える“見張り・整理係”の延長で、危険を知らせている手応えがあります。だからこそ、周りがピリッとした空気を出すと「非常事態!」と受け取り、仕事モードにギアが入ります。
そこでまず家族側で作りたいのが、『敵は無視でOK』の空気。散歩なら相手が見えた瞬間に、明るい声で「こんにちは~」「いい天気ですね!」と先に挨拶をすると、Mちゃんも「飼い主さんもいつも通り。敵じゃないね」と理解しやすいかもしれません。
来客は慌てない・声を張らない・動きを大きくしないが基本。トイレ行くくらいの軽さで迎え入れると、Mちゃんは「大丈夫なんだ」と理解しやすくなります。
そして任務の終わり方。Mちゃんは家族がニュートラルに戻る瞬間を「完了」の合図として受け取ります。吠えが収まったら、みんなで深呼吸→一拍おいて短い合図(「続き」)で日常に戻す。この“区切りの儀式”が、次からの切り替えを楽にします。
任務を守るから別のものへの置き換え案(Mちゃん発)
吠える使命感を別の方向へ活かす置き換えミッションもありかも?とMちゃんが伝えてきました。
- 宝探し:見えない場所にオヤツorおもちゃ→「探して」でスタート→見つけたら静かにナデ1回。
- “運ぶ係”:家の中でタオルや小物を「届けて」→受け取ったら「助かる」。
どちらも“頼られている感”が満たされ、吠えのスイッチが入りにくい土台になるかもしれません。
言葉の使いどころもコツがあります。『ありがとう/助かる』は平常時にたっぷり。吠え直後は評価語を避け、中立の声(「ここまで」「こっち」「続き」)で淡々と区切るのが安全です。落ち着いてから短く褒めると、“やることやって元に戻る”という一連の流れが定着していきます。
飼い主さんの声
散歩中私が緊張感出さないのは気をつけたいと思います。
ノーズワークなどは試してみたことありますが、あまり好感触ではなかったです。散歩中の枝運びとかもそんなに好んでしてません。
Mのお仕事を考えてみます!
Mちゃんの要望をしっかり伝えられたことで、ご家族の空気感が変わって良い変化が起こると良いですね。
まとめ|“わかって支える”をベースに、毎日を少し楽にする工夫
Mちゃんは家族を守る気持ちがとても強い子でした。
“完璧にやめさせる”より、早めに距離を選べる回数を少しずつ増やす。家族がニュートラルに戻る空気づくりを先に――それだけで、吠えはぐっと扱いやすくなるかと思います。
そして“吠える使命感”は別ミッションへ活かすのがおすすめ。宝探しや運ぶ係みたいな“頼られてる感”が満たせる遊びに置き換えると、スイッチが入りにくくなるかも…という風にお伝えさせていただきました。
飼い主さんからは…
「犬としての本能は大切に」と接してはいましたが、Mは私が思っている以上に「空気を読み、言葉を理解して家族を守ってくれていた」というMから私に伝わる気持ちが、間違いではなかったと感動しました。
そして、けいさんは本当にMとお話ししてくれたんだと実感しております。今日は驚きと感動の体験ができました。本当にありがとうございました。
あれからまだ数日ですが、散歩中は相手の飼い主に明るく声をかけて緊張感出さないようにしてみた所、なんと一度も相手の犬ちゃんに威嚇する事が無くなりました!吠えはするのですが、威嚇の唸りや、牙を剥いたりが無くなりました。
ごはんもカリカリは辞めて、手作りしています。毎回完食です!
お陰様で絆が深まったように感じます。
後で気がついたのですが、ときめく景色で”ぐるぐる🌀”というワードですが、月イチくらいでドライブに出かけるコースに発電用の大きな風車が幾つもあります!ぐるぐる回っているのを車の窓から見ています。1番大好きなドライブ&公園コースなんです。
と素敵なコメントをいただきました!いただいたご報告を読んで、Mちゃんが安心のスイッチを見つけはじめていることを感じました。
私のセッションだけでなく、飼い主さまが明るい声で関わる工夫や、毎日のごはんを見直してくださったことが、Mちゃんの心に届いたのだと思います。
アニコミは“魔法”ではありませんが、ご家族の想いを通訳して行動の選択肢を増やすお手伝いはできます。これからも一緒に、無理なく続けていきましょう。
今回の気づきは次のセッションにもつなげます。Mちゃん、そしてご家族のみなさまに心から感謝を。ありがとうございました🐾
フォローについて
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- 匿名加工・個人特定情報なしにもできますので、遠慮なくお伝えください。もしよろしければ掲載させていただけると、けい(親びん)としてもありがたいです!
FAQ|Mちゃんのセッション編
ここからは想定問答(一般的なめやす)です。Mちゃんのご家庭に個別にお伝えした内容の要約ではありません。
似た傾向の子向けのヒントなので、合う・合わないがあります。無理はせず安全最優先で、体調や行動に不安があるときは獣医師・トレーナーへご相談ください。

ペットと心を通わせる「アニマルコミュニケーター」として、わんこの“心の声”を丁寧に聴き取り、ご家族に伝えるお手伝いをさせていただいている、『Onepack』のけい(親びん)です。
現在はイベントやオンラインなどで、1対1の個別セッションもお受けしています。
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