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紫キャベツのマリネ【犬もOK】作り方・与え方・注意点|抗酸化トッピング

- ねらい:紫キャベツのアントシアニンで抗酸化。日々“ちょこちょこ”足して体の錆び対策に。
- 材料(犬向けアレンジ前提):紫キャベツ/純りんご酢/はちみつ/天然塩(下処理に少量)。
- 作り方(要点):①千切り→塩を振って30–60分置き水分を抜く→よく絞る。②酢:はちみつ=5:2に塩“ひとつまみ〜ふたつまみ”。③キャベツを漬けて数日置く(清潔容器)。
- 与え方:細かく刻んでトッピング。まずは少量(ひとつまみ〜小さじ¼目安)から様子見。胃が弱い子は汁をよく切る(必要ならサッと水通し→再度軽く絞る)。
- 塩の扱い:塩は下処理の浸透圧用に少量。与える量は控えめに。
- 衛生:器具の消毒&清潔な保存容器で作業(アルコールフリーの殺菌スプレー等の活用も◎)。
- 頻度:“ちょこちょこ”少量を継続(ポリフェノールは体内に蓄積されにくい)。
- 注意:はちみつは糖分高め→膵炎・減量中は控えめ。食物繊維が多いので刻みを徹底。体質に合わない・便が緩む時は中止。
- 保存:冷蔵で早めに使い切る(清潔なトング使用/都度の取り分け厳守)。
先日『ビーツのマリネ』を作りましたが、今回は紫キャベツで作ってみました。

ビーツとはまた違った食薬がありますので、その辺りの説明もしながら実際に作っていきましょう。
今回もテリーくんとリアンくん用と言ってますが人間も食べられますので、ワンコと一緒に食べてみてね。
本記事はホームケアのアイデアで、治療・診断ではありません。
塩は下処理にごく少量のみ使用し、漬け汁は与えません。持病や減塩指示のある子は必ず獣医にご相談ください。
玉ねぎは使用しません。初回はごく少量から様子を見て、胃腸が弱い子や甲状腺に不安がある子は控えめ(加熱や別野菜へ)。
けい(親びん)監修:調理師(食品衛生・温度管理)
本記事の衛生手順と保存方法を確認済み。与え方は“家庭のホームケア範囲”。不調・持病のある子は事前に獣医へ。
紫キャベツは犬に大丈夫?抗酸化と栄養のメリット
- 抗酸化の“紫”:色素成分アントシアニンが“錆び取り”を後押し。ビタミンCとも相性◎。
- 胃のケア:いわゆる**“キャベジン(ビタミンU)”が胃壁をやさしく保護**。
- デトックス準備:グルコシノレート→調理や刻みでイソチオシアネート/インドールに変化し、解毒系をサポート。
- 血流・代謝まわり:ビタミンK、アリルイソチオシアネートなど“巡り”に関与する要素も。
- 食感と彩り:生でも歯ざわり良く、マリネで発色が映える(色移りは“演出”として活用)。
- “紫=ベリー”だけじゃない:日常使いできる紫源として、ベタシアニン系(ビーツ等)よりも入手しやすく続けやすい。
- 主な栄養素(100g):K 200mg/Ca 43mg/β-カロテン 50µg/ビタミンC 41mg/ビタミンK 78µg
紫キャベツってどんな野菜?旬・食感・入手性のポイント

紫キャベツは最近見かけることが多くなった気がしますが、食べたことありますか?
普通のキャベツと比べて食感が固めで、他の食材に色移りしたりして困る面もありますが、栄養面は特筆すべきものがたくさんあります!
ちょっとお高いですが、見かけたら率先して買っていきたいところです。
紫キャベツの産地は日本各地にあるらしく、旬は1年中あるっちゃあるんですが…主に夏と秋~冬の2シーズンあるそうです。
葉っぱに厚みがあり、食べると少し苦味がある感じ。炒めたり生でサラダにすることが多いかな?
栄養・機能成分まとめ(アントシアニン/ビタミンC・K/グルコシノレート)
- カリウム:200mg
- カルシウム:43mg
- βカロテン:50μg
- ビタミンC:41mg
- ビタミンK:78μg
これらは一般的なキャベツより豊富に含まれています。ちょっとお高いだけありますね(笑)

- キャベジン:胃壁保護、抗脂血症、抗胃腫瘍
- アリルイソチオシアネート:抗血栓、抗菌
- グルコシノレート・MATS(メチルアリルトルスルフィド)・インドール:解毒
特徴的な紫色は「アントシアニン」と言うポリフェノールの一種で抗酸化作用にも期待が持てるでしょう。
前回紹介した『ビーツ』は「ベタシアニン」と言うポリフェノールでしたが、抗酸化作用が強いのはベタシアニン>アントシアニンだそうです。
でも「ベタシアニン」は、ビーツやドラゴンフルーツなど限られた食材にしか含まれていないので、日常的に摂取できるのは「アントシアニン」の方に分がありますね。
ビタミンCとK、カリウムは日常使いに嬉しいラインナップ。加えて、いわゆる“キャベジン(ビタミンU)”の胃ケア感は、忙しい日や外食続きの翌日にしみます(笑)
“紫=ベリー類”のイメージが強いけど、紫キャベツなら通年で手に入りやすい。彩り・歯ざわり・抗酸化をまとめて連れてこられるのが、私が“率先して買う”理由です。
マリネにする理由|日持ち・発色・非加熱の利点(犬は薄味)
- 日持ち↑&仕込みが楽:酸が軽く働いて雑菌の増殖を抑制。作り置き/使い回しに向く(※犬用は短期消費)。
- “生”ならではの発色と食感:アントシアニンは酸性で冴える。お酢で色がキュッと鮮やか、シャキ感も残せる。
- 栄養のロスが少ない:加熱を避けるぶん、ビタミンCなど熱に弱い要素をキープしやすい。
- 犬向けは分けて薄味:酸・塩・糖は控えめが鉄則。人用は後から味を足す(玉ねぎ・にんにくNG)。
- お酢の効果(要点)
- 色保持:酸性で紫→赤紫が映え、料理全体の彩りUP。
- 保存性:pH低下で雑菌の増殖を抑え、清潔な容器なら短期の作り置きに向く(犬用は1–2日以内)。
- 下味と食べやすさ:繊維がしんなりして咀嚼・消化に配慮。
- 食欲スイッチ:香りと有機酸で唾液・胃液の分泌を促し、食欲が乗る子も(※個体差あり/敏感な子は回避)。
彩りだけじゃない:お酢の効果と作り置きのコツ
前回のビーツ同様、紫キャベツをマリネにする理由…
それは彩りや味だけじゃなく“巡りを整える下ごしらえ”なんです🌸
① 酸味が「肝」をゆるめて気を巡らせる
東洋医学で「酸味」は“肝”に入って、イライラ・興奮・ストレスを鎮める方向に働きます。
紫キャベツはもともと「肝」や「血」に関係する食材(色=血の象徴)だから、酸味のマリネにすることで巡りをさらに促す。
→ 春や梅雨時期、気がこもりやすい季節にもぴったり。
② 軽く塩分を加えることで「気血を動かす」
少量の塩分はナトリウム補給だけでなく、“腎”を助けて体液バランスを保つ役割。
加熱やマリネで塩を少し入れると、食材がしんなりして消化も良くなるし、ミネラルの吸収効率も上がる。
→ 「味つけ」ではなく「体の巡りを整える下ごしらえ」として◎。
③ 酸+塩の浸透で消化を助ける
キャベツは食物繊維が多いから、そのままだと消化に時間がかかります。
マリネにしておくと、酸と塩の浸透圧で繊維がほどけて柔らかくなりわんこの胃腸への負担を減らせます。
→ 生のままより、胃もたれやガスの心配が少ない。
④ 彩り=食欲と気分の調整
紫キャベツの色素(アントシアニン)は抗酸化力が強く、“目の疲れ・肝の疲れ”を癒す色。
彩りが鮮やかだと、けい(親びん)自身も「わんこのごはんを作る楽しみ」が増える=気(心)の巡りが良くなる相乗効果も!
→ 人とわんこ、両方の“心の消化”を助ける効果。
酸味と塩味で気血を巡らせ、消化を助け、彩りで心を整える――
「マリネ」は、からだにも心にもやさしい“整えの調理法”と言えるでしょう。
紫キャベツのマリネの作り方(犬用/人用)
と言うわけで紫キャベツ…とりわけ「アントシアニン」は抗酸化作用があり、身体の不調や老化の原因となる活性酸素を除去の期待が持てます。
でも、アントシアニンを含むポリフェノールは体内に蓄積されにくく、一度に大量に食べたとて排出されてしまうので、日々ちょこちょこ食べていくことが重要!
それに適した品を作ってみましょう!
材料(犬用/人用の違いと代替案)
少量でも食べられるようにビーツ同様にマリネを作ってみたいと思います。
前回使用したお酢や塩は少し手に入りにくいものとなりますので、今回は普通のスーパーでも手に入るものを使ってみましょう!
- 紫キャベツ
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画像の使い回しだ(笑) by リアン 今回は一玉丸々手に入りましたが、大体半分とか1/4とかで売っていると思います。保存も効きますが、1/4とかでも十分な量が作れますよ。
- 天然塩

ミネラルたっぷり! by リアン 今回は沖縄の海水塩「青い海」を使用。天然塩なら別のものでも代用可能です。
- お酢

純りんごってのがポイント? by テリー 今回はお手頃なミツカンの「純りんご酢」を使いました。もっとお安い「りんご酢」も売ってますが、そっちにはアルコールが入ってますので避けました。
一応アルコールは生成中にお酢へと転化されるそうなので安心なようです。- はちみつ

一口目は想像のハチミツと違ってびっくりした! by ばあば 前回と同様、小島ファームさんの「レンゲのはちみつ」を使用。他の天然はちみつでも代用可能です。
手順(千切り→塩もみ→漬け込みの基本)

スライサーで千切りにし、保存袋へ入れる。
水分を抜くため天然塩を振りかけ、軽く揉みつつ30分~1時間ほど放置。

保存容器に熱湯をかけ消毒。
お酢とはちみつを5:2くらいの割合で混ぜ、そこにも天然塩を2つまみほど入れる。

適度に水分が抜けた紫キャベツをよく絞り、2で作ったマリネ液に漬ける。
天地を逆にするなど満遍なく液が行き渡るようにしながら、数日待って完成です!
今回もテリーくんとリアンくん用と言ってますが人間も食べられます。消費期限の問題もありますので、ワンコと一緒にこまめに食べてみてね。
消毒はアルコールじゃない「アルピニア」
数日置いて完成した『紫キャベツのマリネ』をトッピングして、テリーくんとリアンくんに食べてもらいましょう。
ここで前回には登場していなかったものをご紹介!

今回のように、たくさん作ってちょこちょこ使う系のものにとってお箸や包丁などの殺菌が重要。その時に使えるものとして「アルピニア」と言う商品をスプレーすることで、表面の殺菌ができますので安心です。
と言うわけで…殺菌した道具を使ってなるべく細かく刻んだものをトッピング。

紫キャベツは食物繊維が豊富なので、わんこの消化には負担になるのでよく刻みましょう!
埼玉県佐々木獣医師開発
アルピニアミスト100mlゴーヤ抽出液が含まれリニューアル!
原材料は天然水・月桃中抽出液(濃度アップ)・温…
実食レビュー(犬の反応/人のアレンジ例)

と言うわけで、細かく刻んだ『紫キャベツのマリネ』をごはんの上にトッピング!
テリーくんや、素敵なコメントよろしく頼みますぞ。

イライラしたり目に違和感があった時なんかは、率先して摂りたい「酸」味です!
では、お次はリアンくんの番だよ?

…もう少し味わって食べてくれませんかね(汗)
テリーそんなんじゃ食レポのお仕事もらえないぞ?
さて先述の通り、この『紫キャベツのマリネ』は人間も食べられるので、けい(親びん)もご相伴に預かりました(笑)
リアンじゃあ立派なコメントしてよね(怒)

テリー&リアン期待したぼくらがバカだったよ…
東洋医学の視点|紫キャベツの五性・五味・帰経と効能
参考図書に『紫キャベツ』の項目がなかったので、今回は「キャベツ」で代用させていただきます。
- 五性(食材によって体温を左右する作用のこと)
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平性:身体を温めたり冷ましたりしない。
- 五味(酸・苦・甘・辛・鹹の5つ。臓に作用する)
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甘味:気や血を補い脾胃を整え、痙攣を緩解させる作用。補益・和中・緩急の作用。
- 帰経(どの臓器に作用するかを示したもの)
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肝・胃・大腸
- 効能
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- 健胃:機能低下している胃の働きを正常にする。食欲不振や胃もたれなどの症状を改善。
- 理気:気の流れを正常にする。行気や降気の意味も含まれる。
- 化湿:上焦や中焦にある脾胃に滞留している余分な水液(=湿邪)を取り除く。
- 通便:便通を改善する。
- 清熱(軽):生食や酸味づけでこもった熱をほどく。
- 養肝・護眼(補助):紫色素(アントシアニン由来)で肝血を養うイメージの補助。
- 適応
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- 消化不良・胃もたれ・食欲不振
- ガス・腹部膨満(気滞・湿滞)
- 便秘
- 春~梅雨のイライラ・こわばり(肝の張り)
- 目の疲れ・かすみ(補助)
まとめ|常備菜としてストック&犬のトッピングに活用
テリーくんも言ってましたが、ビーツよりもクセが少なくて食べやすい印象の『紫キャベツ』は抗酸化作用が期待できるポリフェノールの一種「アントシアニン」が豊富なので、こまめにちょこちょこ食べたい食材です。
マリネにすることでより食べやすく、食養も大きく期待できるでしょう。前回の「ビーツのマリネ」に使ったお酢と塩よりもあっさり系なので、それも良かったかな?
でも、前回使用したお酢と塩は栄養価が高いので、けい(親びん)がオススメするのは前回の物。食べやすいのは今回の物(笑)
食いつきなどをみて使うものをチョイスして…身体の酸化を予防していきましょう!
- 初回はごく少量(目安:小さじ1/4)→便・お腹の張り・嘔吐があれば中止。
- 犬用は薄味・具のみ(玉ねぎ不可)。
- 甲状腺に不安がある子:アブラナ科の生の頻度と量を控えめ、必要なら加熱側へ。
- 胃腸が弱い・逆流しやすい子:酢はさらに薄めるor不使用で、細かく刻む。
- 膵炎・肥満・糖尿病など:はちみつ等の甘味は避ける、人用としっかり分ける。
- 保存:清潔な器具・容器で、犬用は冷蔵1–2日以内に使い切る(人用は2–3日)。
- パピー/シニア/投薬中・妊娠授乳中:事前に獣医へ相談。
よくある質問(FAQ)
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ペット東洋医学の資格を各種取得し、ペットの「健康で長生き」のお手伝いをさせていただいている『ペット東洋医学スペシャリスト』の親びん。
現在はイベントなどでアドバイスをさせていただいておりますが、ご依頼があれば出張やZOOMでの対応も可能ですので、ご興味あれば以下のボタンからご連絡ください!
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