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「PYIA ペット薬膳管理士」や「JPMA ペットマッサージ・セラピスト」といった資格を各種持つ『ペット東洋医学スペシャリスト』こと親びんでございます。
テリーとリアンです
『ペット東洋医学スペシャリスト』として色々勉強していくうちに、今使っているハーネスが微妙なのではないか?と思うようになり、思い切って新しいハーネスにした次第。
結果的には大満足!売りにされてる「わんこの体に優しい」っていうのも実感できたので、皆様にもシェアしたいと思います!
あ…ちなみに案件でもなんでもありません(笑)あくまで親びんとテリーくんリアンくんの使用感です。
でも、投稿した直後にこのブログで書いた疑問点に答えてくれる『Alice’s Dog & Cat』さん…親びん的に好感度爆上がりです(笑)そのことは下記に追記させていただきました!
この記事でわかること
- ハーネスの重要性
- 『PERROS』ハーネスの特徴
- 気管虚脱や肩こりの原因? etc…
毎日のことだから「身体に良いもの」をチョイスしたい!
今回購入したハーネスは…Alice’s Dog & Catさんが取り扱う『PERROS』というもの。テリーくんはターコイズ、リアンくんはオレンジです。
イタリアのものが好き
という某俳優もニッコリな「メイド in イタリー」です。
これまで使っていた『TREPONTI』もイタリア製ということを考えると、イタリアってのは犬具メーカーの宝庫なのか?
なぜ買い替えるに至ったのか…
これまで使っていた『TREPONTI』も使用当初…というか、『ペット東洋医学スペシャリスト』として色々勉強しなければ、特段の不満点もありませんでした。
というのもあって、買い替えるという必然性がなかったのです。
まずはそんな『TREPONTI』というハーネスを振り返りつつ、ここがアレなんだよなって気になってしまったところを説明したいと思います!
では『TREPONTI』を選んだ理由から。『TREPONTI』を選んだ理由は2つありますので、以下に書いていきましょう!
『TREPONTI』は着脱が簡単
テリーくんとリアンくんは、普段からばあばお手製の洋服を着ることが多いです。
その理由としては、1枚着ることで直射日光を防ぐことで被毛も守れますし、虫刺されなどからも守ってくれるし…何よりも可愛い(笑)!!
なんだその最後は?
なもんで、裸ん坊でハーネスをつける時もあれば、洋服を着る時もある。洋服の生地も厚い薄いありますので…その都度、ハーネスのサイズ調整するのは煩わしい。
この『TREPONTI』は金具を使って調整するのではなく、紐を絞めることで調整できるので簡単なんです。
服のサイズを気にしなくて良いのは助かりますね。
ヒヤリハットは避けられる
もう一つの理由は「抜けにくさ」。
お散歩中にハーネスや首輪が抜けてしまい脱走…そのまま迷子になってしまうと言ったニュースを、SNSなどで見かけることが多々あります。
かくいう親びんも、テリーくんリアンくん以前に飼っていた子のハーネスが抜け、一瞬ですが脱走してしまった経験があるので、身体にフィットするハーネスを探していました。
『TREPONTI』は紐を引っ張ることで身体にフィットするので、ワンコが後退りして飼い主から離れれば離れるほど締まるので、ハーネスが外れる危険性は少ないと思います。
もちろんワンコの性格もあるかと思いますが、親びんが数年使っている中では1度も危険な状況になったことがありません。
身体に優しいハーネスの重要性
『TREPONTI』のハーネスに出会ったときは「最高の商品に出会った!」と嬉しくなったものです。
正直ずっとこれを使っていくんだろな…と思っていたのですが、親びんが『ペット東洋医学スペシャリスト』などの資格をとり日々勉強をしていく中で「ちょっとこのハーネスだとアレかもな…」と思うようになりました。
そこから毎日毎晩ネットサーフィンを繰り返し、コレだ!と思えるハーネスに出会うことができました。
次は『TREPONTI』の何が不満だったのか、新しいハーネスの何が良いのかを書いていきたいと思います!
小型犬ならではの悩みの原因?
『ペット東洋医学スペシャリスト』として、何度かワンコの身体を見させてもらう機会を得ました。
そこで小型犬のお悩みとして前足(肩周り)のコリが多く見られました。これはテリーくんも同様です。(リアンくんはそこまでではない)
ワンコが前足の動きに制限が出るのは、結構痛いところなんですよ(汗)ワンコは前足7割に後ろ足3割のバランスで立っていると言われ、歩く時も同様に前足を使って歩いています。
前足を動かすときに重要なのが、肩甲骨の可動域が出ているかどうか。
親びんが見たワンコやテリーくんが、ここの肩甲骨周りが硬く可動域が狭まっている感じがしました。
前足がこってしまう原因は多々考えられますが、その一因としてハーネスがあるのではないか…と思い当たったのです。
こんないい感じのハーネスなのに?
この写真を見て貰えば一目瞭然。
肩甲骨の前にハーネスがきてしまって、前足の可動域を狭めています。
一応メーカー側では「関節の動きも妨げることがありません」とは明記しているものの、ちょっと胸の前にバーがある感じがして進みにくそう。
特に小型犬は後ろ上方に引っ張られる形になるので、より一層固められる形になるでしょう。ギプスされてる感じっていうのかな?
ワンコは肩甲骨の可動域が約90度、肩関節の可動域が約120度あると言われています。しかし、胸の前につっかえ棒がある状態では可動域が損なわれてしまいます。
その状態が長く続くと前足の動きが硬くなり、前足より動かさない後ろ足も硬くなり…その結果、腰が歪むようになり内臓へ負荷がかかる…と言った悪影響が考えられるのです。
この現象が気になるようになってしまった以上、肩甲骨の動きに制限がかからないようなハーネスを選ぶ必要に迫られました。
気管虚脱の原因?
そうなってくると、ハーネスではなく首輪という選択肢も出てくるかと思います。
でも、ハーネスにデメリットもあるように、首輪にもデメリットはあります!その代表が…『気管虚脱』の原因となりうること。
『気管虚脱』というのは、呼吸器官がなんらかの原因で狭まってしまい、呼吸が「ゼーゼー」と苦しくなる現象です。
この間のイベントでもこの疑いがあるという子がいたので、呼吸が楽になるようなツボなどをケアさせていただきましたが、対処療法に過ぎず原因を探る必要があるでしょう。
『気管虚脱』の原因は肥満や生まれつきなど様々考えられますが、お散歩の時の器具も影響大なんです。
お散歩中よく引っ張る子だと首輪は危険。首絞められているのと同じようなことで、長時間続くと気管が潰れてしまうことも考えられます。
また、ハーネスでも首にかかるような形のものだと、首輪と同様のことが想定されるでしょう。
かくいうリアンくんがお散歩中引っ張り傾向にあり、興奮して走り始めると「ヒュッヒュ」と音がすることがあります(汗)
このまま続けていくと『気管虚脱』まで進行するかもしれない…と考えると、ハーネスの変更待ったなし!という結論になったのは必然でしょう。
ーーー
上記のことから我が家では、脱走しないような『抜けにくさ』と気管に影響しない『考えられた形』のハーネスを探す必要に迫られました。
次からは、今回買ったハーネス『PERROS』の紹介や、なぜ『PERROS』を選んだかなど書いてみたいと思います!
独特な形「H型・Y型ハイブリッド」が良い
InstagramやTwitter(現X)、YouTubeやBlogなど…片っ端から「ハーネス 身体に優しい 抜けにくい」などのキーワードで検索。
先述の通り親びんが求めるハーネスとして…
などがあります。
そこで、数あるハーネスの中で今回購入したのは…Alice’s Dog & Catさんが取り扱う『PERROS』ハーネスです。
なぜ『PERROS』ハーネスを選んだのか書いていきたいと思いますので、誰かの参考になればこれ幸い。
抜けにくい構造
第1の課題となるのが「抜けにくさ」。
『PERROS』ハーネスには「抜けにくさ」を実現をするため様々な工夫がされています。
まずは身体にフィットするように、サイズ展開がXSからLまで8段階と豊富。
さらにサイズ調整できる機構が、首元に2ヶ所、胴周りに2ヶ所、首と胴を繋ぐ前丈に1ヶ所、計5ヶ所もあり、細かく調整すれば身体にフィットさせることができます。
(でもこの機構については不満点もあるので、それは後述しましょう)
また、リードをつけるDカンが首元ではなく胴の部分についているので、後退りして抜けることが少ない形状になっているのも好印象!
肩周りがガッツリ開いてる:H型
お次の課題は「肩関節の動きを妨げない」こと。
これは『H型ハーネス』という形が最適。H型とは首周りと胴回りを2本のライン(着丈(背中側)と前丈(お腹側))で結ばれており、上から見るとHに見えるからH型というそうです。
このH型の何が良いかというと、肩関節の動きを全く邪魔しない形状だということ。特に前に出る動きを妨げないのが素晴らしい!
動くことで擦れて毛玉になりやすい脇の下を通ってないのも、長毛種ヨークシャーテリアのテリーくんとリアンくん的に大助かり。
しかもこの『PERROS』ハーネスは幅1cmと細身で柔らかい素材のナイロンで作られているので、これまた被毛に優しい仕様なのも良いですね。
実際につけてお散歩に行ってみたところ、肩甲骨の周りに何もないので歩きやすそう!いつもポテポテ歩くテリーくんも、心なしかウキウキ早足で歩いております(笑)
こうやって見てみると、やっぱり今までのハーネスは胸の前にバーがあるような感覚で、思うように進めなかったのではないかな?と想像できます。
特にテリーくんは後ろ足に不安があるので、しっかり前足を使えることが肝心。前足が動けば後足も動いて筋肉がしっかりつくし、身体のバランスも整うことでしょう。
今はまだ若く多少のズレは他の部位がカバーしてくれるでしょうが、これが高齢になればなるほど騙すことが難しくなります。
今のうちから正しい身体の動きを取り戻して、健康に立ったり歩いたりできると良いねテリーくんや。
スタスタ歩けまっせ!
首元スッキリ:Y型
最後の課題はリアンくんの「ヒュッヒュする気管問題」を解決すること。
この『PERROS』ハーネスは、首を締め付けないように胸の骨で支えて歩ける形をしています。前から見るとYに見えるから『Y型』。
首元をハーネスが通ってないので、リアンくんがグイグイ進んでも首が絞まることもなく、気管が潰される心配もありません。
また、これは理由がちと分かりませんが、リアンくんの引っ張り癖が若干少なくなったような気がします。
なんとなく想像するに…今までは後ろ上方に引っ張る力が働いていたので、飼い主が引っ張る力が分散されていたのではないか?ということ。そうなるとリアンくん的には引っ張れば進めちゃうので、調子に乗ってグイグイ歩いていたのでしょう。
ところがこの『PERROS』ハーネスは、前述の通り後方にリードをつけるDカンがあるので、後に引っ張られるだけなので、引っ張っても歩けないから引っ張らない…のかなぁ?と思ってます(笑)
また後方にリードをつけるDカンがあることで、身体の左右の中心にあるだけでなく体長(頭からお尻)の中心に近くなるので、力も分散しますしバランスも良くなり歩きやすいのかもしれません。
実際にリアンくんがお散歩の時に装着して歩いたところ、引っ張ることも少なく「ヒュッヒュ」と喉がなることも少なくなりました。
まだ完全にゼロになったわけではありませんが、この調子で慣れていってくれたらゼロになる日も近いことでしょう!
大人の余裕ってやつが出ちゃったかな?
そのほかの特色ポインツ
他にもオススメできるポイントがあります。
まずは「頭を通さない」こと。
テリーくんとリアンくんは洋服を着ることも多いので、頭を通すことに拒否感はないのですが、お友達やSNSで見かけるワンコの中には、上から覆い被せられるのを嫌う子もいます。
この『PERROS』ハーネスは、首の部分にバックルがついているので前開きが可能で、頭を通すのが苦手なワンコにとって嬉しい作りです。
お次に驚いたのは「軽さ」です!我が家のキッチンスケールで測ったところ…44g。
大型犬はまだしも、小型犬にとって重たいハーネスはそれだけで足枷になり、身体の動きをより制限してしまうことでしょう。
テリーくんとリアンくんは約2.5kg。そんな彼らにとっての44gは、60kgの人間にとっての約1kgです。こうやって比べて見ると、かなり軽いですよね。
また44gと軽い上に、上記の通り被毛に優しい柔らかいナイロン素材でできていて、幅1cmと細めの仕上がりなので、初めて持った瞬間…
ずいぶん柔らかいのね。千切れちゃいそう…
と心配になってましたが…その点も「強度試験済」なので安心です!
さらに使用している金具も、使用環境による劣化に強いステンレス製なので、経年劣化も少なく安心して長い期間使えます。
バックルについても結晶化度が高いアセタール樹脂を使用していて、強度・剛性等の機械特性に優れているとのこと。繰り返し疲労も少ない素材なので、これまた安心感を得られることでしょう。
販売元のAlice’s Dog & Catさんは、購入した日から「5年間保証」をつけてくれています。
5年間というのはかなり強気な年数だと思うのですが、その期間保証してくれるのは自信の表れといっても良いでしょう。
もちろん正常な使用の範囲内、自然摩耗または自然劣化によらない欠陥や破損…などの条件はありますが、これらは当然の条件とも言えるので気にすることもないかな?
また、事前にきちんとサイズを測ったのに合わなかった場合は交換してくれるので、それもまた安心!
でもその時に注意が必要で、商品が届いて試着するときに商品タグは切り取らないこと。切り取ってしまったら交換対象ではなくなってしまうのでご注意を。
他にも細々と交換する際の注意点がホームページに記載されているので、事前にご確認願います。
あるにはある?デメリット集
〽︎良いことばかりは ありゃしない~♪ by 忌野清志郎
賛否両面語ってこそフェアってことで、ここからは『PERROS』ハーネスの「ちょっとこれは…」っていう点を書いて見たいと思います!
ダメな部分もあるの?
そんなにないけど…
くらいかな?次で詳しく説明します。
着けるのが少し難しい
この『PERROS』ハーネスの難点…多分最大の難点は装着が難しいこと。
写真を見て貰えばわかる通り、バックルを全て外すとドレがドコに着くのか元に戻すのが難しいのです。特に慣れるまではてんやわんや(笑)
ばあばも最初はわからなくなってしまって…
もう無理、今日は前のハーネス使う!
って『PERROS』を諦め『TREPONTI』を使ってました(笑)
一応我が家の対処法としては、散歩から帰ってきたときバラバラのままにしないで、ちゃんと元の状態に戻すこと。
その状態でまず首のバックルを取り装着、その後に胴のバックルを取り装着…っていう工程を踏むことで解決しました。
バックルのオスメスに目印つけても良いかもしれませんね。
このところはメーカーサイドも懸念しているようで、ホームページやSNS、YouTubeなどを駆使して詳細に説明されているので、迷ったら確認して見てください。
XSだけ調節できないの?
これはXSを購入したものだけにある罠です。
前述した通り『PERROS』ハーネスは、サイズ調整するところが5ヶ所あるのですがですが、なぜかXSには首と胴を繋ぐお腹側の紐が調整できません。
そのためリアンくんの胴を通る紐が、推奨される脇から指3本分(肋骨の一番広いところ)に当たる部分より、若干脇に近く指2本分くらいしかないのです。
実際のところ使用にあたり支障はないのですが、本来5個あるものを1個減らすのはもったいない仕様と言えるでしょう。
ワンコも個体差がありますので「オーダーメイドのようなフィット感」を謳うのなら、できればそのまま5ヶ所の仕様で販売して欲しかったなぁ…。
19時追記:調整できない理由…
この件に関して、投稿してすぐ『Alice’s Dog & Cat』さんから、インスタグラムのDMにて返信がありました。
この記事を細かく読んでいただいた上に、迅速に疑問点に答えてくれる『Alice’s Dog & Cat』さんはお店として安心・信頼できますね!
ありがと〜!今のサイズで使ってみるね
値段が高い
テリーくんとリアンくんが購入した『PERROS』ハーネスのXSサイズは、税込価格7,920円。
Amazonなどでも販売してますが、Amazonだと税込価格9,453円なので公式サイトから購入する方がお求めやすいです。
H型ハーネスだけの機能を持つもので検索すると、他メーカーで2,000~4,000円くらいで販売されていることを考えると、1本1万円弱するハーネスは若干お高い感も否めません。
しかし…ここまで書いてきた通り、この『PERROS』ハーネスはメリットがたくさん。それもワンコの身体に優しく健康に有益ともなれば、お安い買い物と言えるのではないでしょうか?
毎日必ず使うものなので、少々お高めのものを買っても良いと思いますぞ!
健康で長生き!が目標ならば…
というわけで、親びんがテリーくんとリアンくんのハーネスを『TREPONTI』さんから『PERROS』へと変更した理由…それはハーネスが健康を左右することがわかったからです!
もちろん『TREPONTI』さんのハーネスも良いもので、我が家にとっても利便性は大いにありました。特に洋服をきた時でもサイズ調整が容易で、抜け出す可能性が低いという点は今でも魅力に感じるところ。
しかし…より肩関節の動きがスムーズになり、喉を締め付け気管を傷つける心配の低い…そんな可能性があるハーネスがあるならば、そちらへ乗り換えようと思うのは親びん的には「必然」なのです。
まぁ洋服ごとに調整しなくても良いのは『TREPONTI』に分があります。やっぱり身体に合ってないと意味がない『PERROS』ハーネスにとって、毎度5ヶ所(XSサイズは4ヶ所)調整しなければならないのは面倒くさい(汗)
一長一短あるのが世の常ではありますが、皆様も一度ワンコのハーネスや首輪を見直し、お散歩するときの動きに注目して見てほしいです。もし少しでも違和感を感じたら、早めに別のハーネスなどを試してみてくださいね。
「健康で長生き!目指せご長寿ワンコ」を目標に掲げて活動していますが、それを実現する道はごはんやマッサージだけではなく、日々の暮らしの中に潜む危険性をいかに排除していくか…そこに秘訣があるように感じました!
今後も何か新しい発見があれば、ブログに書いたりイベント時にお伝えしたり活動していきますので、応援の程よろしくお願いいたします。
みなさまのコメントお待ちしております!