テリー&リアンの名前を間違えるなんてことは日常茶飯事
玄関の鍵を掛けたっけな?と
引き返すことも日常茶飯事
こんなことは30代の親ビンにもあるんだって!
じゃあ良いか!
と言っている場合ではないのだ!
私の両親は
母が8年前に父は4年前に他界
母はアルツハイマー型の認知症で
父はレビー型の認知症…
少しずつ思い出せなくなる母を見て…
母は物静かで
あまり自分のことを前面に出す人ではありませんでした
引っ越しがきっかけで
趣味の裁縫や編み物や料理にも関心がなくなり…
一番好きだったガーデニングにも
興味を失ってしまった様子
いつの頃からか…
いつもボーッとしていて、
何を考えているのか分からなくなってきました
最初の頃は色々なことを忘れたりして
私や孫(長男や親びん)に
「大丈夫?何回も同じこと言ってるよ」
「さっきも聞いたよ」
なんて言われて
「そうだっけ?ボケたんだね」
なんて反応してたけど…
あんな言い方しなければ良かったな
いざ自分がそんな境遇に近くなってきたら
「大丈夫?」の言葉はただの「大丈夫」には聞こえなくなってきました
まだ「大丈夫」だよ
「だいじょうぶ?」
ちょっと上から目線の「大丈夫?」
馬鹿にした「大丈夫?」
「大丈夫」の一言は
受け取る側にとってはただの「大丈夫」ではなくなります
言う方は今まで簡単にできていたことができなくなって
できていた時の母を知っているだけに
「できるでしょ?わかるでしょ?」
と感じてしまうんです
でも日々、年々できなくなって当たり前のことなんだけど
目の当たりすると激励の意味を込めて「大丈夫」という言葉を使ってしまう
その立場にならないとわからないこと多いですね…
心当たりが多くて申し訳なさが募る…
最後まで全てを理解していた父を見て…
父はレビー型認知症
母と違って脳は最後まではっきりしていて
受け答えもしっかりできる
記憶も鮮明で、
内臓が老いてくる
外交的だった父は
最後まで外交的
綺麗なお姉さんを見ると「あなたは美人さんね」と
これはセクハラだったかもね
でも…
素直に綺麗、美味しい、まずい、嫌いと口にするのは
父の美徳だったと思うな
月1回の通院時に必ず寄る『くら寿司』を楽しみにして
「ノンアルコールビール飲む?」と言うと
「いいの?美味しいね」と嬉しそうにゴクゴク呑んでた
どっちが幸せなんだろう…
何もわからなくなって苦しまないで逝く
最期まで何もかもわかっていて老衰で苦しまないで逝く
2人とも最期は1人で逝ってしまった
「ありがとう」と言って送りたかった
私の現状と…これからと…
日々年々老いていく私
自分でできることも減ってくる
昨日までできていたこと、覚えていたこと
今日突然わからなくなるかも…
家族は「1日で?そんな訳ないじゃない」と思って
「大丈夫?」という
ショックは自分が一番感じる
助けてもらわないとできないことは年々増えるでしょうね
動きも遅くなり反応も鈍くなる
「大丈夫!」の言葉をかける前に
一呼吸置いてね
どうしたら健康で
みんなに迷惑をかけずに老いれるんだろうか…
刺激はいっぱいあるのよ!
テリー&リアンといるとね
犬友もできて、若い方とお友達になったり!
今年からハイエースなんてデッカイ車を運転し始めたり
この歳になってキャンプなんてこともした
新しいことに挑戦し続けることが良いのかな?
付き合ってくれる人はヒヤヒヤしないかな?
まあダメになっていくよりは良し!とみなしていただいて
気長にお付き合いお願いしたいと思います
テリー&リアン
頼んだよ
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